なにわ男子、シングル初週売上「12万枚減」の衝撃…生々しいスキャンダル連発の代償か

 なにわ男子の最新シングル「Make Up Day/Missing」が初週39.4万枚を売り上げ、9月19日発表の「オリコン週間シングルランキング」で初登場1位を獲得したが、前作から売上を12万枚以上も落とすワースト記録となった。低迷の要因としてジャニーズ性加害問題の影響が指摘されたが、実際はメンバーの「スキャンダル連発」によるファンの怒りが原因となっている可能性が高いようだ。

 同シングルは、「Make Up Day」が大西流星の主演ドラマ『紅さすライフ』(日本テレビ系)、「Missing」が西畑大吾と松村北斗(SixTONES)がダブル主演するドラマ『ノッキンオン・ロックドドア』(テレビ朝日系)の主題歌で、両曲ともメンバーの主演ドラマとのタイアップ付きという盤石の体制のはずだった。

 ところが、発売初日の売り上げは約24万枚(オリコン調べ/以下同)で、3月にリリースした前作「Special Kiss」の約35.8万枚から大幅ダウン。SNS上で「売上ヤバすぎだからCD買い足さないと!」と追加購入を宣言するファンが続出するほどだったが、そうした応援があっても伸びは鈍かったようで、初週売上は39.4万枚にとどまった。「Special Kiss」の初週売上は51.6万枚だったため、12万枚以上も急落したことになる。

 なにわ男子のシングル初週売上は、2021年11月にリリースしたデビュー曲「初心LOVE」が70.6万枚の爆発的ヒットになり、以降は2ndシングル「The Answer/サチアレ」が53.5万枚、3rdシングル「ハッピーサプライズ」が51.6万枚、そして4thシングル「Special Kiss」が51.6万枚と50万枚以上で安定していた。それだけにファンも今作の売上低迷は想定外だったようで、デビュー曲から続いていた「初週ハーフミリオン」の連続記録も途絶えてしまった。

 一部ではジャニーズ性加害問題の影響が指摘されたが、同じジャニーズでもSnow Manの最新シングル「Dangerholic」は先週12日発表のオリコン週間シングルランキングで、初週86.9万枚を売り上げて1位になっており、3作連続・通算6作目の初週売上80万枚超えを達成した。売れ行きは絶好調といってよく、騒動の影響はまったく感じられない。

 そうなると、なにわ男子の“低迷”はスキャンダルの影響しか考えられなくなる。西畑は8月に「週刊文春」(文藝春秋)で、コンサート終わりに読売テレビの足立夏保アナの自宅へ向かったと報じられ、翌朝にマンションから出てくる時にカムフラージュのために金髪ウィッグで“女装”している姿まで撮られてしまった。

 その衝撃が冷めやらぬ中、今月初めに同じく「文春」によって長尾謙杜が元セクシー女優の三上悠亜と親密関係にあると報じられた。しかも、三上は6月ごろまでKis-My-Ft2の千賀健永と交際していたといい、千賀は破局後もあきらめ切れずに三上の家に通い続けていたという。事実ならジャニーズの先輩と後輩による“三角関係”ということになり、ファンに衝撃が広がった。

 2カ月連続でメンバーの生々しい熱愛報道が噴出したことで、SNS上では怒りの「担降り」を宣言するファンも。特に、コンサートツアー中に“女装”してまで女性宅に通っていたという西畑への批判は強く、ファンからは「ドラマ面白かったのに、もう観る気になれない」といった不満が続出。主題歌が収録された今回のシングルについて「買いたくない」という声が少なからず上がっていたが、12万枚減という衝撃の数字がファンの失望の大きさを表しているともいえそうだ。

 なにわ男子は今夏に放送された『24時間テレビ』(日本テレビ系)のメインパーソナリティーという大役を果たし、本来ならば大きな飛躍の時期を迎えるはずだった。だが、デビューから「キラキラ系」で売っていただけにイメージに似つかわしくないスキャンダルの代償は大きく、グループを大プッシュしていた藤島ジュリー景子氏が社長を退任したことも相まって、今後の失速が懸念されそうだ。

2023/9/19 21:00

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