広末涼子「W不倫ツーショット」は超貴重? 週刊誌熱愛報道の最新トレンド
しゅう
広末涼子と、ミシュラン1つ星シェフの鳥羽周作氏との“逢瀬”が、6月8日発売の「週刊文春」2023年6月15日号(文藝春秋)で報じられた。記事では、鳥羽氏が経営するレストランに広末が訪れている様子や、都内の高級ホテルで逢瀬を交わす2人の様子などが伝えられている。
「2人がデートをしているような決定的なツーショット写真こそありませんが、レストランで談笑する2人の写真も掲載されています。一応、2人が同時に写っている写真があるという意味で、今回のスクープはなかなか強力ですね」(出版関係者)
互いに既婚で、子どももいる身。突然の不倫疑惑報道に、広末の所属事務所は「プライベートな事に関しては、本人に任せていますが、今回の報道を受けて本人に対して責任を持って行動するように厳重注意をしております。お騒がせして申し訳ございませんでした」と謝罪。さらに、広末が出演するキリンビール「本麒麟」のCM動画が同日、公式サイトから削除されている。
広末と鳥羽氏の騒動のゆくえはさておき、昨今、週刊誌の熱愛スクープにおいて、ツーショット写真が掲載されるケースがどんどん減っているという。
「かつて、出版業界がそれなりに景気の良いころは、お金もたくさんあったし、人材も豊富だった。有名人の熱愛ツーショットを撮影するまで、24時間体制で記者とカメラマンが張り込むということもめずらしくありませんでした。でも、最近はどの編集部もお金がなく、またこのご時世、記者やカメラマンにハードすぎる仕事をさせるわけにもいかず、『ツーショットを撮るまで帰ってくるな』みたいな張り込みはほとんど無理です。
そういう事情もあり、昔なら、熱愛の情報があってもツーショットが撮れるまで誌面に掲載しないという週刊誌も多かったのですが、最近は確たる写真がなくても情報だけで掲載してしまうケースが多いんです。時間とお金をかけて根気よく張り込んでいるのは、それこそ文春さんくらいじゃないですかね」(同)
とはいえ、週刊誌において有名人の写真は、重要なコンテンツ。ツーショット写真を狙うのが難しくなっているなか、増えているのがドラマや映画のロケ中の写真だという。
「熱愛ツーショットではなくても、有名人が友人と飲んでいる写真であったり、買い物をしているところであったり、そういうプライベートの写真を掲載することもあります。でも、こういった場合、ニュース性に乏しいうえ『ただの盗撮だ』とネットで叩かれやすい。また、報じる意味があまりないものなので、芸能事務所から強く反発されることも多いんですよね。
一方、ドラマや映画のロケの様子を撮った写真は“ロケ撮”なんて呼んでいますが、こちらはタレントも仕事中でフルメイクだし、私服でもないし、基本的に見られていい状態。しかも、場合によっては、ロケの様子が記事になることで、作品のプロモーションにもなるかもしれない。そういった意味で、芸能事務所からのクレームも少なく、記事にしやすいんです」(同)
つまり、撮れるかどいうかわからないツーショットを求めて、タレントの自宅付近で張り込むよりも、撮影場所さえわかれば必ずそこにタレントが出没するロケ撮のほうが、お金も時間もかからないのだ。
「単純に、タレント側も警戒はしていて、簡単にツーショットを撮らせるような不用意な行動はしませんし、自宅付近に記者が張り込むとなると、近隣への迷惑になったり道交法違反になったりと、コンプラ的にも問題がある。その点、ロケ撮であれば、違法行為が必要となることも少ないですからね。自然とそっちが増えていくんです」(同)
時代の流れとともに変わっていく週刊誌メディア。今後、センセーショナルな熱愛ツーショットが世に出る機会はどんどん減っていくこととなりそうだ。