年俸1億円でもう「代走」しか使い道のない巨人・小林誠司の「第3の捕手」生活
巨人の小林誠司捕手が6月3日の日本ハム戦に、代走で出場した。8回、代打の中田翔が申告敬遠されると、小林が代わりに一塁へ送られた。特段、走力があるわけではないのに、代走で起用されたことが話題となり「代走小林」がトレンド入りを果たした。スポーツライターが言う。
「それぐらい、小林の使いどころがないということです。近年、打力が高い大城卓三にキャッチャーのレギュラーを取られ、出場機会が大幅に減少している。もともとキャッチングやリード、強肩といった守備力で分のあった小林ですが、最近は守備力が向上してきた大城に、全ての面で優位に立たれています。今の立場はベンチの盛り上げ役といったところでしょうか。1軍にはかろうじていますが、試合の輪の中にすら入っていない状態。6月2日には岸田行倫が1軍登録され、3番目の捕手という扱いになっています」
小林は2020年から4年総額4億円の長期契約を結び、今年が最終年。今季はここまで13試合の出場で7打数ノーヒットと、ほとんど活躍していない。
「独身でルックスもよく、ファンからの人気はありますが、契約が切れることもあって、他球団への移籍要員となる可能性が高そうです。5月には海外FA権を取得しました。打てませんが経験は豊富で、獲得に向けて手を挙げる球団はありそうですよ」(前出・スポーツライター)
もうすぐ34歳と、ベテランの域に入っている小林。プロ野球人生の岐路に立たされている。