虐待されて、完全に心を閉ざした犬 4か月後の姿に「嬉し涙が止まらない」

タイで野良犬の保護活動をしているナイル・ハービソンさん。ひと月に1万匹の犬を救うという使命感で、仲間とともに懸命な活動をしています。

2022年10月23日、彼らは首に釘が刺さったメス犬を発見。

犬は何者かに釘打ち機で虐待されたと思われ、ナイルさんたちはケガの治療をしてあげました。

そこで犬の痛みは終わったかと思われましたが、それからまもなく、今度は犬の首が刃物で深く切られていたのです。

このままでは犬の命が危ないと感じたナイルさんたちは、その犬を保護することに決めます。

しかし、犬は彼らを怖がって逃げ続け、5人がかりで追いかけても捕まえることができないまま10日間が経過。

最後は食べ物でおびき寄せて、やっと犬を捕まえることができました。

※見た人が不快に感じるおそれがある画像(傷口など)が含まれています。

ナイルさんは犬を『ホープ(希望)』と命名。理由は「この犬は希望をまったく持っていなかったから」といいます。

やっと安全なところにいられるようになったものの、虐待されたホープは完全に心を閉ざしていました。

何週間も壁を見つめ、ナイルさんと目を合わせようともしません。

ごはんもほとんど食べず、トイレにも行こうとしないホープを見て、彼は「この犬の回復には長い時間がかかるだろう」と思ったそうです。

施設のスタッフは忍耐強くホープに愛情を注ぎ続けました。ほかの保護犬たちとの触れ合いを通じて、ホープはだんだんと心を開き始めます。

こうしてホープの体と心の傷は、時間と周囲の人たちの愛情が少しずつ癒してくれました。

保護されてから約4か月後、すっかり元気になったホープがナイルさんたちとお別れする日がやってきます。

里親が決まり、イギリスで暮らすことになったのです!

ホープにひと目ぼれしたという里親のステッフさんは、ホープの渡航手続きのために2か月も旅行を延長したとのこと。

ステッフさんと一緒にイギリスへ旅立つ日、ホープはこんなに嬉しそうな表情を見せました。

このホープのストーリーには、「嬉し涙が止まらない!」「幸せになるんだよ」など喜びの声が殺到。

一方で、「なぜこんな残酷なことができるのか」「人間が嫌いになりそうだ」など、ホープを虐待した人物への怒りの声も上がっています。

保護された時と4か月後のホープの表情は、まるで別の犬のように違いますね。

致命傷になりかねないほどの大ケガを負ったホープは、心の傷もそれだけ深かったのでしょう。

たくさんの愛情によって、再び人を信頼することができたホープが、これからはステッフさんと穏やかに暮らしていけるといいですね。

[文・構成/grape編集部]

出典 @NiallHarbison

2023/3/31 18:24

この記事のみんなのコメント

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  • 保護犬の所に触るだげ震えて悲鳴をあげる犬がいた心を閉ざし一月かけてあまえるようになってきた。このような虐待する飼い主絶対に許せない、罰則で牢屋に入れて秘かに殺せないのかな?SNS手.密かに殺す組織でも作りたいな。もちろん殺したら罪名は熊害動物は削駆除で、器物破損こんなゴミムシ世界から駆逐すべきだと思えるほどを腹が立つ。だから最近は親が子を子が親をそして人を殺すのも平気な気狂いが増えてるのだ!

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