“あけおめLINE”を送るのは自分のエゴ?「年始にやめてよかったこと」トップ3

 年末年始はさまざまな行事やイベントがある。子供の頃は楽しみにしているイベントの目白押しであっても、大人になると面倒なイベントが増えるものだ。家族の決まりごとや、子供のためのイベントもあるだろうが「面倒だけど今もなんとなく続けている」という人も多いのではないだろうか。そんなものは、いっそのことやめてしまえば楽になるものもあるはず……。

 そこで今回は「年末年始にやめてよかったこと・やめたいと思っていること」のアンケートを25~60歳男女100人から取り、年末年始のイベントについて、世間の人がどう思っているのかを調査した。

◆「年賀状のやり取り」がやめてよかったことの1位!

 やめてよかったことで1位となったのは「年賀状のやり取り」。こちらは29%の人が回答し、ネット社会の現代において多くの人が「やめてよかった」と考えていることがわかった。

 都内在住の51歳男性、福田隆さん(仮名)は、4年前に年賀状をやめたと回答。

「毎年50枚程度は年賀状を送っていましたが、届く枚数も減っていたのもあって、一切送ることをやめてみました。それまでは年賀状を書いてから大掃除をしていたのですが、年賀状を書かなくなったことで余裕を持って大掃除をできるようになりましたし、のんびりできる時間も増えましたね。ハガキ代も意外とかかるので、節約という意味でもやめてよかったと思います」

◆「やめたいと思っていること」でも年賀状がダントツの結果に

 また、年賀状は「やめたいと思っていること」でも30%で1位にランクイン。神奈川県に住む41歳の杉山久志さん(仮名)に話を聞くと「やめたくてもやめられない」という実情があるという。

「年賀状を送ることをやめたいと思っているのですが、どうしてもやめることができないんです……。数年前に年末に自分から送ることはやめたものの、届いてしまった年賀状に対しては、関係性によっては送り返さないといけない場合もあって。そうなると、年始のゆっくり過ごしたい時にコンビニを駆けずり回って、すでにイラストが印刷されている余り物の年賀状を購入して、ってもうめんどくさい!

 だから年賀状は、相手のことをよく考えてから送った方が良いと思います」

◆2位は年賀状の現代版「あけおめLINE」

 やめてよかったことの2位となったのは、21%の人が回答した「あけおめLINE」。そもそも年賀状のやり取りの文化がない若者世代のなかには、新年の挨拶をLINEで行う人もいるようだが、それすらも面倒に思っている人が多いようだ。

◆その年しか使えないスタンプ

 都内に住む30歳女性の田中由紀さん(仮名)は「以前は送っていたのですが、途中からなんの意味もない気がしてきました」と語る。

「数年前に年賀状をやめた代わりに『あけましておめでとう』のスタンプを購入して、いろんな人に送っていたんですけど、みんなの返事を見ていたら迷惑かなと思いまして。相手の立場になって考えたら返さないわけにもいかないし、かといって当たり障りのないことしか返せないし……。『今年もよろしくー』みたいな、とりあえずの返事を見て、これは自分のエゴだなと感じました。その年以来、新年の挨拶は年明けの一番最初に用事ができた時にするようになり、元旦に自分から送ることはしていません。

 で、翌年に気付いたんですけど、その時購入したスタンプには干支が描かれていて、結局その年しか使えないんですよね。他の人からきた『あけおめLINE』に対して、去年のスタンプで返信しようと思って初めて気付きました。毎年使えるスタンプもあるんでしょうけど、その時に改めて『あけおめLINEってめんどくさいなぁ』と思いましたね」

 あけおめLINEも年賀状も、受け取る側としては迷惑に思っている人が多いだろう。相手に気を遣わせてしまう形式的な挨拶は、もう時代遅れなのかもしれない。

◆おせち料理が「やめてよかった」の3位

 新年の一番最初に食べる食事といえば「おせち料理」を挙げる人も多いだろう。しかし、この文化についても20%の人が「やめてよかった」と回答し、3位にランクインした。

◆家族に喜ばれていないと知ったとき

 実際に家族との話し合いを経て、毎年作っていたおせち料理をやめたという人もいる。40歳女性、野田涼子さん(仮名)は「おせち料理をやめて年末年始がとにかく楽になりました」と話した。

「毎年、年末になると憂鬱でした……。でも旦那も子供もいるし、母親として作ってあげないといけないと思っていたんです。ただ3年前のお正月に、中学生の息子から『おせち料理で好きな食べ物、栗きんとんしかない』と言われてハッとしました。そもそも喜んでいるわけではなく、残ってしまうことも多いのになんで毎年作っているのだろうと……。旦那に聞いたら『正直、元旦におせち料理がなくても全然問題ないよ』と言われ、なんだか頑張って作っていた自分がバカらしくなりましたね。

 その翌年からは、お雑煮だけ作るようになり、私の年末年始はとても楽になりました。私が育った家庭では年始におせちを食べることが常識だったのですが、結局なくても何ひとつ問題ないわけで。たまには常識を疑ってみることも大切ですね」

 今はデパートで販売されているおせち料理も例年に比べて値上げされ、「不景気だから経済的に手がでない」といった意見も寄せられた。見た目が華々しく、お正月らしいといえばそうかもしれないが、無理して食べる必要もないだろう。

◆「お正月にやめてよかったこと・やめたくてもやめられないこと」アンケート結果

・年末年始に「やめてよかったこと」を教えてください。(複数回答可能)

1位 年賀状のやり取り……29%

2位 あけおめLINEのやり取り……21%

3位 おせち料理……20%

4位 初詣……14%

5位 お年玉……13%

・年末年始に「やめたいと思っていること」を教えてください。(複数回答可能)

1位 年賀状のやり取り……30%

2位 お年玉……13%

3位 あけおめLINEのやり取り……11%

4位 おせち料理……8%

5位 初詣……8%

調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニター(25~60歳男女)に対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。 調査期間:2022年12月22日 有効回答者数:25~60歳男女100人

◆初詣やお年玉も人によっては…

 お年玉については「単純にお金がかかるけど、大して感謝もされない」「ポチ袋でセンスを問われている気がして鬱陶しい」などの意見があった。

 そして初詣については「並んでまで元旦に行く必要性を感じられなくなった」といった意見が多く、数日後にゆっくりと行くケースも増えているようだ。

 面倒だけど「友人が喜んでくれるから」、または「家族も楽しみにしているから」と思って、常識としてやっている年末年始の行事も、意外とやめた方が有意義なお正月を過ごせるのかもしれない。

文/日刊SPA!編集部

2023/1/1 8:53

この記事のみんなのコメント

5
  • 管仲

    1/15 19:58

    こうやってその国独自の文化が少しずつ無くなっていくのかもしれないな。正月ですらこのような有様なのだから、外来イベントのクリスマスとかハロウィンなんかも全部やめてしまったらどうだろう。面倒くさいでしょ?

  • 言ってることは一理あるけど…伝統とか風習を大切にする心も必要かと思います。伝統行事とか、あんまり失くしていったら…人としての心の有り様まで捨て去る気がします。どちらが正しいかはわかりませんが、キモチだけは失くさないで欲しい…かな?

  • おせちもスーパーでバラ売りしているところもあるからすくなく好きなのを買っておけばよいよね。大掃除も台所の換気扇やレンジあたりは一年感謝を込めて綺麗にしてますね。後は別にやることもない、日頃掃除してたら今更だけどね。風呂は綺麗にしてます元旦はお休みさせるために水は張らないですね。

こちらも注目

新着記事

人気画像ランキング

※記事の無断転載を禁じます