つまようじに溝がある理由は? 製造会社の説明に「知らなかった!」
食後に利用することが多い、つまようじの先端には溝が彫られています。
※写真はイメージ
この溝について、「なんのためにあるのだろうか」と思ったことはありませんか。
つまようじを製造する菊水産業株式会社(@kikusui_sangyo)は、この溝がある理由について、Twitterで紹介しました。
箸置きや滑り止めなど、あらゆる場面で使えそうな溝ですが、実は…。
ただの飾りだというのです!
国産つまようじ製造業してますって言うと「この溝って折って箸置きみたいに使うんでしょ?」って95%位の確率でドヤ顔で言われるけど違います🥺
_人人人人人人人_
> ただの飾り <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
#いいにくいことをいう日 #2年ぶり2回目 pic.twitter.com/vnh6yJuYkP
— 菊水産業株式会社【公式】(国産つまようじ屋) (@kikusui_sangyo) November 29, 2022
意味がありそうに見えて、実は単なる飾りだということに、驚きますよね。
つまようじに溝がある理由は?
つまようじに溝ができた始まりは、1950年代頃にまでさかのぼります。
当時つまようじは、販売時より倍の長さを持つ、材料である『白樺木材』の細い軸の両端を細く削り、中央を切断していました。
しかし、このやり方だと、頭の部分になる切断面が毛羽立ち、めくれ上がってしまう『ささくれ』が生じ、商品が痛むことが多かったといいます。
そこで、工具のグラインダーを高速回転させ、『ささくれ』を削り取ることで断面はきれいにできました。
一方、今度はグラインダーとの間に生じた摩擦熱で切断面が焦げて黒くなり、汚れているように見える問題が発生。
「汚れに見えて売れなくなるかもしれない。この黒い部分をどうにかできないか」と当時のつまようじの製造業者たちが悩んでいたところ、偶然目にした民芸品の『こけし人形』から着想を得ます。
「切断面をこけし人形の『黒い頭』に見立てることはできないだろうか」と考えたのです。
グラインダーに凹凸を付けて、押し当ててみた当時の業者たち。
すると、溝ができ、黒い切断面がこけしの黒髪の頭のように見え、デザインとして成立したといいます。
以降、このデザインが2022年現在でも主流となっているのです。
同社の場合、溝付きの砥石を製造で使用し、写真のように、溝を付けています。
砥石の上を通過することで溝ができています
同社がTwitterで紹介した、つまようじの溝に関する豆知識に、多くの人が驚きました。
・知らなかったです…!何かに使えるものだとばかり思っていました。
・ちょっとしたすき間を掃除する時に使っていましたが、飾りだったなんて!
・まあまあ衝撃の事実で、ビックリした!
あまり知られていなかった、つまようじの溝の意味。
使うたびに、思い出してフフッとほほ笑んでしまいそうですね。
[文・構成/grape編集部]
いち(
12/19 7:30
つまようじ英語でTooth pick
***
12/19 4:34
誤認識?違うな!認識もクソもありません。存在を気にもかけていなかったです
トリトン(♂)
12/7 11:44
てっきり滑り落ちないようにするためのものと思ってました、たこ焼きなんか熱々で爪楊枝落としたら大変だ見たいなそののような使い方とは奥が深いですね。ちなみに自分は爪楊枝ではの手入れメチャ下手だから歯間ブラシ共々使ってません。