清原果耶『霊媒探偵・城塚翡翠』が黒歴史化!視聴率・Tverでも惨敗の「不可解」理由
清原果耶(20)主演の日曜ドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』(日本テレビ系)の全5話で描かれた、「女性刺創連続殺人事件」の未回収の伏線を明かす“特別編”が27日に放送。視聴者の期待ハズレに終わってしまい、20日に同枠でスタートした新シリーズ『invert 城塚翡翠 倒叙集』に不安な影を落としたようだ。
11月13日に最終話を迎えた『霊媒探偵・城塚翡翠』は、衝撃的な展開が話題になり、ツイッターのトレンド1位を獲得。今回の放送は、犯人・“透明な悪魔”との対決の裏に隠された伏線の数々を、翡翠(清原果耶)、真(小芝風花/25)、鐘場警部(及川光博/53)の3人が、新撮ドラマを交えて回収するというもの。
新撮ドラマでは、ショートケーキのイチゴを取り合うなど、翡翠と真のプライベートの姿がコメディタッチで描かれた。そのため、『霊媒探偵・城塚翡翠』ではシリアスな関係に見えた2人だったが、『invert 城塚翡翠 倒叙集』では“わちゃわちゃ”したガールズトークを楽しめそうだと、視聴者に期待をさせた。
また、新たに回収された伏線は、由紀乃(筧美和子/28)が運営する、化粧品関連サイト「メイクルージュ」が個人情報を流出させていたこと。実はこれが推理小説作家であり、“透明な悪魔”の正体だった、香月(瀬戸康史/34)が殺人のターゲット見つける情報源になっていたり、ほかには香月のペンネームの秘密などだった。
■巧妙な伏線が仇に?
これらに対するツイッター上での反響は、「翡翠ちゃんと真ちゃんのやりとりはめっちゃ良かったけど、各ストーリーの未公開映像を期待してたから、“伏線大回収SP”はちょっと煽り過ぎだった感ある」「こういうまとめ的なのは、倒叙集が始まる前に別時間枠とかでやって欲しかったな」など、不満の声が多かった。
原作の魅力を映像化で再現するため、脚本は原作者の相沢沙呼氏の全面協力でよく練られており、演者も、若手ナンバーワンの清原をはじめ、犯人としてゲスト出演する俳優も、伊藤淳史(39)や星野真里(41)と実力者揃い。しかし、平均世帯視聴率と「TVer」などの見逃し配信の再生数は、ともに伸び悩んでいる状態だ。
「伏線が巧妙に張り巡らされていて、ミステリーとして良くできていますが、ライトユーザーにはとっつきにくかったようです。熱心なファンには魅力的でしょうが、清原など、キャスト目当てで見始めた視聴者には、敷居が高かったのかもしれません。また、魅力であるはずの伏線の多さも、見にくさの一因になって逆効果になっているんでしょうね」(テレビ関係者)
このままの視聴率では、前期放送『新・信長公記〜クラスメートは戦国武将〜』で、永瀬廉(23)が大ゴケした二の舞いで、本作が清原の黒歴史になりかねない。連続ドラマ史上初の“方向転換” で、後半戦は「すべてが、反転。」と謳われ、犯人の視点から描かれる倒叙ミステリーとなるが、果たして不調な数字も反転できるだろうか?(ドラマライター/ヤマカワ)