【舞いあがれ!】福原遥、「NHKの秘蔵っ子」が歩んできた、過去5作のヒロインとは異なる意外なキャリアとは?

 10月3日にスタートした2022年度下期のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」。空を飛ぶことに憧れを持つヒロインの岩倉舞が、自分の夢を叶えるために様々な努力を重ねていく姿を描く作品だ。

 その舞を演じるのは、2545人参加のオーディションを勝ち抜いた女優の福原遥。小1で芸能デビューした彼女の代表作といえばなんといっても、子供向け料理番組「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」(Eテレ、2009年~2013年)が筆頭に挙げられるところだろう。

 小5~中2の4年間にわたって務めた“まいんちゃん”こと柊まいんは、福原の代名詞と言える役柄。当時は「まいんクラスタ」と呼ばれるファンたちが17時40分からの放送に釘付けになり、ネット掲示板にてリアルタイムで感想を言いあっていたものだ。

「当時のまいん人気にはすさまじいものがあり、NHKでは番組テーマ曲などのCDを7作品もリリース。のちに福原がアーティストとしてCDデビューする下地もこの時期に作られたのかもしれません。放送終了後の2013年4月からは入れ替わるように教養バラエティ番組『すイエんサー』(Eテレ)にレギュラー出演。“すイエんサーガールズ”の“はるん”として活動するなど『NHKの秘蔵っ子』として重宝されていました」(テレビ誌ライター)

 過去の出演作に囚われるのを嫌がる女優も少なくないなか、福原は番組終了から9年が経った今でも「まいんちゃん」と呼ばれることをむしろポジティブに捉えている。彼女自身が「自分からまいんちゃんの存在を消すのはイヤ」と明言しており、「舞いあがれ!」のヒロインオーディションを受けた際には、舞という名前がまいんに似ていることに運命を感じていたそうだ。


 このように満を持して朝ドラのヒロインに臨んだ福原。ただ「NHKの秘蔵っ子」とみなされている彼女ですら、これまでヒロインオーディションを3回受け、一度も最終審査まで残れなかったことを明かしている。

 しかも彼女、見方によっては決して「NHKに愛された女優」とは言えないというのだ。というのも福原の経歴を見ると、過去5作品の朝ドラヒロインとは異なるキャリアを歩んできたというのである。

「NHKの作品に出まくっている印象のある福原ですが、ドラマに関して言うと『舞いあがれ!』以前の出演作は、今年4月期の『正直不動産』ただ1作だけなのです。それに対して過去5作品の朝ドラヒロインたちは、いずれも朝ドラに出演した経歴を持っており、満を持してヒロインの座を手にしています」(前出・テレビ誌ライター)

 前作「ちむどんどん」のヒロイン・黒島結菜は「マッサン」と「スカーレット」に出演。2作前の「カムカムエヴリバディ」では川栄李奈が「とと姉ちゃん」に出演していた。

 同様に「おかえりモネ」の清原果耶は「あさが来た」と「なつぞら」に、「おちょやん」の杉咲花は「とと姉ちゃん」に、そしてスカーレットの戸田恵梨香は「オードリー」に出演。朝ドラ出演歴のない朝ドラヒロインは、2019年上期「なつぞら」の広瀬すず以来、6作品ぶり(※)なのである。

※2020年前期の「エール」は窪田正孝が主演で、ヒロイン不在の作品だった。

 しかしNHKの寵児とも言える存在の福原がなぜ、NHKのドラマとこれほどにも無縁だったのか。もしかしたら「まいんちゃん」のイメージが強すぎるがゆえに、あえて避けてきたという可能性もあるのかもしれない。

 そのまいんちゃんから9年が経ち、当時の活躍を知らない視聴者も増えているはず。もとより朝ドラとEテレ番組では視聴者層が異なることもあり、福原の演じる舞に「クッキンアイドル」の影を重ねることも少ないだろう。ともあれ本作が成功すれば、福原も「元まいんちゃん」から、「元舞ちゃん」と呼ばれるようになるのかもしれない。

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  • 10/3 10:54
  • asageiMUSE

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