就寝中クモに噛まれた10歳女児 脚が一時麻痺し、顔に穴が!(英)

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英ウェールズ、バリーに住むレイチェル・ウィルソンさん(Rachel Wilson)の娘フィービー=リー・マシューズちゃん(Phoebe-Lee Matthews、10)は8月のある朝、目覚めると上唇の黒いできものに気付いた。

レイチェルさんは当初、イボだと思ったそうだが5日後、それが一段と大きく色が濃くなっているのを見て、かかりつけ医の診察を受けた。

当時のことを、レイチェルさんは次のように振り返る。

「そのイボは黒く、中に茶色の点々がいくつもありました。またイボの周りには白い輪ができ、赤く腫れ上がっていました。医師は腫れが酷くならないように、抗生物質とクリームを処方してくれました。」

「ところが数日後にイボが潰れ、中から白いベトベトしたカスが半透明の液体とともに出てきたのです。娘に様子を聞いてみると、『ママ。何かザラっとしたものが漏れてくるの! 口の中へと垂れてくるのよ』と訴えてきました。ただその後かさぶたができ、私たちは『これ以上ひどくなることはないだろう』と思っていたのです。」

ところが翌朝、フィービー=リーちゃんは高熱で目を覚まし、階段から下りてくる途中で倒れてしまった。

レイチェルさんは「娘に抗生物質を飲ませようと、1階に下りてくるように言ったのです。でも娘は『気分が良くない』と言うので、そばに行って体に触れると、まるで沸騰しているかのように熱かったのです。そうして熱を測ると40度もありました」と語り、このように続けた。

「それだけではありません。娘が『両脚が動かない。折れてしまった』と言うので、私が立たせようとするとそのまま崩れ落ちてしまったのです。私は『もしかしたら敗血症に罹り、体が麻痺してしまったのでは』とパニックになり、とにかく病院へと急ぎました。」

こうして診察した皮膚科医を含む複数の医師は、フィービー=リーちゃんが就寝中、イギリスで最も有毒な「帰化クモ(Steatoda nobilis)」に噛まれたと結論付けた。『CABI.org』によると、このクモはニセゴケグモ(false widow spider)とも呼ばれ、通常は攻撃的ではないものの、噛まれると腫れ、痛み、酷くなると炎症を起こし壊疽などの合併症を起こすという。また温かい場所を好むため、気温が下がると室内での被害が増えるそうだ。

実はレイチェルさん、この“クモ”に思い当たる節があるそうで、このように説明した。

「実は娘の顔に黒いできものが現れた2日後、家の中で奇妙なクモを見たのです。それは見たことがない、ピンクっぽいオレンジ色をしたクモで、異様なお尻の形をしていました。ただしばらくすると、窓から出て行ったのです。」

なおフィービー=リーちゃんはこの一件以来、ベッドに入ると毎晩パニックを起こすそうで、レイチェルさんは寝る前にブラインドを上げたり、窓やカーテンの隙間を確認、また普段から全ての部屋をまめにチェックしているようだ。

ちなみにフィービー=リーちゃんが完全に回復するまでには6週間を要しており、レイチェルさんは「クモに噛まれた場所には小さな穴が開いたままなのです」と肩を落とし、最後にこんなアドバイスをしている。

「もし黒いできものを見つけたら、すぐに医師の診察を受け、抗生物質を処方してもらうべきです。また家の中でクモを見たら、危険を冒さず、どんなクモであってもすぐに追い出すことをお勧めします!」

画像は『New York Post 2022年9月22日付「My daughter woke up with a wart, now she has a hole in her face」(Kennedy News and Media)』『Natural History Museum 「False widow spiders」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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  • 9/24 21:00
  • Techinsight japan

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