野菜を食べて健やかに、ファッションを通じて気持ちもハッピーになれるような「野菜×おしゃれ」のポジティブな関係を、みなさんにお伝えしていく連載【「野菜×おしゃれ」で健やかビューティー】の第26回は、どちらも丸の内エリアにある、「蒸す」という調理法にこだわった無国籍料理店「MUSUMUS（ムスムス）」と、フランス流のトラッド感が薫るセレクトショップ「Le dome ÉDIFICE et IÉNA（ル ドーム エディフィス エ イエナ）　丸の内店」です。

◆MUSUMUS（ムスムス）

「蒸す」に由来する名前を見て分かる通り、「ムスムス」は野菜や肉の蒸し料理が看板メニューです。JR東京駅や東京メトロ・大手町駅から歩いてすぐという、アクセスに優れた新丸の内ビルディングの７階（丸の内ハウス）にあります。お店の名前は料理の「蒸す」に加えて、全国の個人生産者と食べる人を「結ぶ」という意味もあるそうです。

「日本の食材」をテーマに、自然農法にこだわったとりたて野菜を提供しています。丁寧に蒸すことによって、野菜本来のうまみを引き出す料理がお得意です。

国内各地の農家から届く野菜が献立の主役。多彩なバラエティーをランチから手軽に楽しめるのは、「野菜のセイロ蒸し」（1,200円）。旬の食材がせいろに盛り込まれています。

蒸してあるおかげで、野菜それぞれの甘みをしっかり感じ取れます。野菜をいっぱい食べやすいのも蒸し物のいいところです。ランチはご飯やみそ汁、コーヒーなども付いたセットで、お得感があります。

食材を蒸すという調理法は、栄養素のロスが最も少ないともいわれていて、野菜の滋味も失われません。味付けが控えめなのも、胃腸がくたびれがちな夏にはうれしいところです。

ディナーメニューではさらに食材のバリエーションが豊か。蒸し豚は程よく脂が落ちて、ヘルシーに食べられます。魚の干物や、納豆、漬物、腸詰めなどの発酵・保存食材は家庭的な味わい。ドリンクもオーガニック系が用意されています。

「蒸す」という調理法の奥深さに気づかされる献立です。口当たりや味わいが穏やかなので、女性同士の食事でも安心して利用できるでしょう。暑い日が続いて、食欲が鈍ってきたときの「リカバリー食」にも向きそうです。

MUSUMUS（ムスムス）

住所：東京都千代田区丸の内1-5-1　新丸の内ビルディング7階　丸の内ハウス

電話：03-5218-5200

営業時間：営業時間：営業時間：平日（月～土）ランチ11:00～16:00 ディナー17:00～23:00 日祝11:00～16:00 17:00～22:00

※感染症対策の都合上、営業時間が本来の時間帯から変更になっています。状況に応じてさらに変わる場合があり得ます。事前に店舗へ電話で問い合わせてください

https://www.musmus.jp/

◆Le dome ÉDIFICE et IÉNA（ル ドーム エディフィス エ イエナ）　丸の内店

東京都内で指折りの優雅なムードを持つストリートに「丸の内仲通り」があります。JR東京駅前に立つ丸ビルの裏から日比谷まで伸びる、道幅の広い遊歩道風の街並み。この落ち着いたエリア内で、東京メトロの二重橋駅から歩いて３分程度の至便な場所にあるのがセレクトショップの「Le dome ÉDIFICE et IÉNA（ル ドーム エディフィス エ イエナ）　丸の内店」です。

「JOURNAL STANDARD（ジャーナル スタンダード）」や「L'Appartement（アパルトモン）」「Deuxieme Classe（ドゥーズィエム クラス）」などのブランドで有名なベイクルーズが運営するセレクトショップです。名前の「エディフィス」はメンズ、「イエナ」はウィメンズのブランド。つまり、こちらはメンズとウィメンズの複合店。だから、カップルで出掛けて、互いに見立て合うショッピングが楽しめます。

「イエナ」の名前はパリ市内にある地下鉄駅に由来。その名前にふさわしく、パリで暮らす女性をイメージした、洗練されたフレンチシックなアイテムを取りそろえています。

仕事もおしゃれも大切に考え、自分らしく人生を楽しむ女性たちの支持が厚いブランドです。2021年に30周年のアニバーサリーを迎え、世代を超えてファンの裾野が広がってきました。日本の代表的なビジネス街の一角に位置する丸の内店は、仕事帰りに立ち寄る、周辺エリアに勤める女性たちが頼りにする存在です。

大人の粋を感じさせるエリアに似つかわしい、モダンな造りも、こちらへ自然と足が向く理由。あえてメンズアイテムを選んで、ジェンダーレスなミックススタイリングに仕上げる着こなしも選べそうです。

Le dome ÉDIFICE et IÉNA（ル ドーム エディフィス エ イエナ）　丸の内店

住所：東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル 1階

電話：03-6212-2465（IÉNA）／03-6212-2460（ÉDIFICE）

営業時間：平日・土曜日　平日11:00～20:00　日祝　11：00～19：30　不定休

※感染症対策の都合上、営業時間が本来の時間帯から変更になっています。状況に応じてさらに変わる場合があり得ます。事前に店舗へ電話で問い合わせてください

https://baycrews.jp/store/detail/0312

丸の内仲通りをはじめ、この界隈には大人感の高いショップや飲食店が集まっているから、夏のそぞろ歩きにはうってつけ。平日は近隣で働く人たちでざわめきますが、週末は意外なほどに静かで、ゆったりした気分で過ごせます。皇居周辺や東京駅、三菱一号館美術館など、散歩がてら立ち寄れるスポットも多いから、日射しに気を配りながら、あちこちの日陰で休み休みの「東京ど真ん中」巡りを楽しんでみては。

プロフィール／宮田理江

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター。

多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションなどを幅広く発信。自らのTV通販ブランドもプロデュース。著書に「おしゃれの近道」（学研パブリッシング）ほか。野菜好きが高じて、野菜ソムリエ（日本野菜ソムリエ協会）資格を取得。

https://riemiyata.com/

【「野菜×おしゃれ」で健やかビューティー　vol.23】

渋谷・原宿で元気をチャージ！アーユルヴェーダ食とグッドセンスなセレクトショップ

https://city.living.jp/common/news/1316351

【「野菜×おしゃれ」で健やかビューティー　vol.24】

外苑前・表参道を「チル歩き」！自分好みのサラダと健やかファッション

https://city.living.jp/common/news/1322492

【「野菜×おしゃれ」で健やかビューティー　vol.25】

南青山でSDGs志向の食とおしゃれをワンストップで体感

https://city.living.jp/common/news/1327571