作家生活10周年の朝井リョウ作品を分析! 伊澤恵美子が心をボロボロにしながら読破した1冊とは?

TOKYO FMの新音声サービス「AuDee(オーディー)」にて配信中の番組「山田玲司とバグラビッツ」。漫画家・山田玲司と俳優・伊澤恵美子が、カルチャーやニュースをもとに“恋愛”を分析していくトーク番組です。10月24日(日)の配信では、作家・朝井リョウが生み出す作品の魅力について分析しました。

「山田玲司とバグラビッツ」


◆世間に衝撃を与えた朝井リョウのデビュー作

今回は、2週に渡って朝井リョウを作品とともに分析。朝井は2009年に「桐島、部活やめるってよ」(集英社)で第22回小説すばる新人賞を受賞し、作家デビューを果たしました。書籍は2012年に映画化もされており、山田は衝撃を受けた作品だったと振り返ります。

山田:主演の神木隆之介君の演技も、映画の演出も素晴らしかったです。伊澤さんの印象は?

伊澤:ミニシアターと大衆向け映画の中間ぐらいのところで、すごく旬の役者さんで撮っている映画だなと感じましたね。どっちかっていうと、映画としての印象というよりも、未だに「誰々、〇〇するってよ」って言っている人がいるのがすごいなって思ってます。

山田:言ってますねえ。

伊澤:(表現の)手放し方がうまいんでしょうね。「桐島が部活を辞めます」じゃないんですよ。現在の使われ方って、映画とは違う意味合いになっていますけど。自分が物知りだってことをふわっと演出するためのテンプレートを生み落としていったなって感じです。

山田:たしかに。

(左から)伊澤恵美子、山田玲司


◆巧みな心理描写で読者の心を刺してくる

お気に入りの朝井リョウ作品として、伊澤は2020年に発売された「スター」(朝日新聞出版)を挙げました。

伊澤:作家生活10周年記念として出した作品なんですよね。大学生時代に自主制作映画界の登竜門となる映画祭でグランプリを受賞した、男の子たち2人の話です。1人は映画の名監督の弟子入りをして、もう1人はYouTubeで映像を作る道を選ぶっていうね。自分は映画業界というものをそこそこ見てきたので、言葉のチョイスとか人物像とかがうまいなと感じました。痛いところを刺してくるんですよ。

山田:はいはいはい(笑)。

伊澤:「スター」を読んでいるときって、心がボコボコにされているんですけど、読み進めずにはいられないみたいな。ボコられ過ぎて恋に落ちていましたね(笑)。

山田:どういうことですか(笑)?

伊澤:「こんなこと私しか考えていない」って思っていたようなことを、この人は書いてくれてるって勝手に感じたんですよ。ヤバいやつになっていました(笑)。

山田:朝井リョウに惚れたんですか?

伊澤:ちょっと好きかもしれない。

山田:わあ!

伊澤:いや、お母さんみたいな気持ちかも。「だめよ、リョウ。そんなこと書いちゃ!」みたいな感じ(笑)。

山田:そういう感じですか(笑)。

次回の10月31日(日)配信分は、朝井リョウの最新作について分析します。

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「山田玲司とバグラビッツ」音声版

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<番組概要>
番組名:山田玲司とバグラビッツ
配信日時:日曜22:00配信
パーソナリティ:山田玲司、伊澤恵美子
番組Webサイト: https://audee.jp/program/show/100000214

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  • 11/15 17:00
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