EXILE・NAOTOが地味な市役所職員に。手つなぎデートは「全然アリ」

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 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのリーダー兼パフォーマーで、ダンサーとしてのみならず、近年は俳優としても活躍しているNAOTOさん。単独としては初となる主演映画『DANCING MARY ダンシング・マリー』の公開がスタートしました。

 霊能力者の女子高生とともに、霊の恋を成就させるためにと奮闘するハメになる、“熱中できるものがない”しがない市役所職員の研二を演じたNAOTOさんにインタビュー。一流のダンサーとして輝いているNAOTOさんに、“熱中できるものがない”研二の気持ちはどう映ったのか、聞きました。

◆日本公開までに海外の映画祭で続々評価

――撮影は2018年の頭ですが、コロナ禍の影響もあり、公開まで時間が空きました。

NAOTO「いろんな状況を鑑みて公開が延び延びになってしまい、確かにもどかしかったです。でもその間に、イタリアやポルトガルをはじめとした海外の映画祭で、世界の方々に観ていただき、いくつか賞も受賞させてもらいました。

 日本での公開までには時間がかかりましたが、作品が世界中を旅して、日本に戻って来ての公開。その間、何もなかったわけではなく、そうやって点で繋がっていたのでモチベーションも保てていました」

◆共演者の吉村界人と信頼し合える仲に

――座長を務められました。本作の共演者の吉村界人さんが、「作品にNAOTOさんの嘘のない人間味があふれている」とコメントされています。

NAOTO「マジですか。僕からすると、界人のほうが嘘のない人間だと思いますけどね。なんか剥き出しなので。自分は界人のその剥き出しの人間味に惚れました」

――吉村さんとは、現場で仲良くなられたのですか?

NAOTO「はい。撮影後も飯に行ったりとか、この作品をきっかけにして、今でも連絡を取り合ってますよ。信頼できる相手です」

◆人前での手つなぎデートはアリ?

――劇中では、女子高校生(山田愛奈)と手つなぎしていますね。ある理由があって、ですが。

NAOTO「言われてみればそうですね。女子高校生と手つなぎか(苦笑)。そういう感覚で挑んでいませんでした(笑)」

――劇中のシチュエーションはデートではありませんが、もしも実生活で人目を気にせずにいられるとしたら、たとえば遊園地での手つなぎデートなどはアリですか?

NAOTO「全然したいですね」

――そうなんですね!

NAOTO「人目を気にせずに手をつなぐなんて、いいじゃないですか、なんか。実際には人目を気にせずに外を出歩くことがあまりなくなっていますが、もしそういうデートができるなら、憧れますよ。人並みに(笑)」

◆実はドラマとクロスオーバー

――さて、SABU監督とはこの作品で初めて組まれたとか。ただABEMAで8月から配信されているSABU監督のドラマ『JAM -the drama-』にも出演されていますね。

NAOTO「そうなんです。『JAM』にも研二として出ています。映画とドラマの世界がクロスオーバーしてるって、新しいですよね。実は撮影も時間軸もこちらのほうが先なんです。なので、『JAM』で研二を観ている人には、実は研二にはこういう経緯があったんですよというのを『ダンシング・マリー』で回収してもらうという楽しみ方もできます」

――研二は日本中にいそうな普通の青年です。とても自然体の演技でしたが、演じるのは逆に難しいのでは?

NAOTO「特徴がないんですよね。唯一の特徴が、熱中できるものがない若者という点ですから。何か特別なキャラ付けのある役よりも、難しい気がしますね。迷いながら、自分のなかで役を作って撮影に挑みました。でも、研二が最初にしっかりしゃべるシーンを撮影した後に、SABU監督がわざわざ僕のところに来てくれて、『イメージ通りです』とおっしゃって。自信が持てました」

◆“熱中できるものがない”気持ち

――“熱中できるものがない”と、研二は何度も言われます。「何度も言われなくても、わかってる」とイラっとくる研二の気持ちにうなずける観客も多いと思います。ダンスに熱中してきたNAOTOさんにも、そういった経験はありますか?

NAOTO「もちろん。めちゃくちゃ分かりますよ、僕も。超わかります。ダンスに関しては熱中できるものに出会えましたが、ほかに熱中しかけて続かなかったことのほうが圧倒的に多いです。なんでもかんでも熱中できるほど、人間のスペックって高くないと思います。だからあれは、みんなに当てはまる図星なセリフだなと。

 自分もダンスを始める前は、何が自分にとって熱中できるものなのか分かっていませんでした。熱中って、しようと思ってというより、気づいたときにそうなっているものだから。だからこそ、人に言われるとイラっとしますよね(苦笑)。なにかしらのきっかけと、そのきっかけを利用して、自分自身で踏み出せるかどうかだから」

◆「これから」で終わる物語

――そもそもイラっとくるということは、どうでもいいと思っているわけじゃないんですよね。

NAOTO「研二だって、決して今の状況に満足していないからこそ、響いちゃったわけで。この物語は一歩目を踏み出した雰囲気で終わるんです。劇的にすごく成長したり変化するわけじゃない。『これから』で終わる。だからこそ余計に共感してもらえるんじゃないでしょうか」

――最後に読者にひと言お願いします。

NAOTO「ジャンルが難しい作品かもしれません。ホラーな部分もあるし、コメディもある。自分としてはホラー20%、コメディ30%で、ラブが15%、残りが社会派かな。すごく混沌とした世界にどっぷり浸かってもらって、最終的に、ちょっとだけ心が温まって、研二と同じように、大きな変化はなくても、一歩を踏み出すきっかけになってもらえればと思います」

(C) 2021 映画「DANCING MARY」製作委員会

<撮影・文/望月ふみ>

【望月ふみ】
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi

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