5月1日、栃木県那須町の河川敷で焼損した夫婦の遺体が見つかった事件で、元俳優の若山耀人容疑者が逮捕された。若山容疑者は、過去にNHK大河ドラマにも出演していたという。

「若山容疑者は、2014年放送のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』で、岡田准一演じる主人公の幼少時代を好演し当時注目を集めました。NHKといえば昨年、出演者の不祥事による配信作品停止について『今後は原則として、一部出演者の逮捕等があっても番組の配信停止は行わない』と発表。しかし『発生した事象によっては総合的判断で例外的に停止する場合もある』との方針も明かしていることで、ネットでは『今回の逮捕で「軍師官兵衛」が封印されたらショックすぎる！』『岡田くんがやっと掴んだ大河主演なのに』『岡田くんの努力をなかったことにしてほしくない』などと、配信停止を心配する声が相次いでいます」（テレビ誌記者）

　また、今回逮捕された若山容疑者は、大河ドラマ以外にも12年放送の「悪魔ちゃん」（日本テレビ）や、18年放送の「幕末グルメ　ブシメシ！2」（NHKBS）など多数の作品に出演。さらに、ドラマファンから人気の高いTBS作品にも出演していたという。

「若山容疑者は、14年に放送された榮倉奈々と窪田正孝が出演するサスペンスドラマ『Nのために』（TBS系）では、重要人物の少年時代を演じていました。その彼の大人時代を演じていたのが小出恵介なのですが、小出も17年、未成年との飲酒疑惑が週刊誌に報じられ、書類送検（のちに不起訴処分）されるなど世間を騒がせることに。さらに19年には、メインキャストだったチュートリアル・徳井義実が、東京国税局に申告漏れを指摘され、芸能活動を自粛したこともありました。そんなキャストたちが出演していた『Nのために』は、のちに『最愛』（TBS系）などを手がける実力派スタッフたちによるもので、今でも多くのドラマファンから愛されている作品。それだけに今回の逮捕に対し、ネットでは『「Nのために」から、また不祥事を起こす人が出るなんて…』『もしも配信サイトから消えたらツラすぎる』『ドラマの世界観を壊さないでほしい』と嘆く声があがっています」（前出・テレビ誌記者）

　近年、俳優などが不祥事を起こすたびに、自粛措置に対して「作品に罪はない」という声が広がっている。今回の件で、ドラマの公開が停止とならなければいいのだが。