ファーガソン氏、“宿敵”ウェンゲル氏の功績を称賛「私は13度のリーグ制覇を成し遂げたが…」

 元マンチェスター・Uのアレックス・ファーガソン氏が、かつてアーセナルを指揮したアーセン・ヴェンゲル氏のドキュメンタリー映像『Arsene Wenger: Invincible』に出演した。11日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。

 現在79歳のファーガソン氏は、1986年にマンチェスター・Uの監督に就任。1998-99シーズンは3冠(プレミアリーグ・FAカップ・チャンピオンズリーグ)を達成するなど、2013年に同クラブを退任するまでに38個のタイトルを獲得した。

 長年に渡ってプレミアリーグの舞台でしのぎを削ってきた両氏。ヴェンゲル氏のドキュメンタリー映像『Arsene Wenger: Invincible』の中でファーガソン氏は「アーセナルは我々に追いついていた。彼らのチームは我々よりも上に行けるだけの実力を持っていたし、それは疑いの余地がない」と称賛。また、2003-04シーズンにアーセナルがプレミアリーグ無敗優勝を達成したことについては「私は13度のリーグ制覇を成し遂げたが、無敗でシーズンを終えたことは一度もなかった。達成感は何よりも感じられる。それはアーセンのものだ」と胸中を明かした。

 さらに、ヴェンゲル氏は1999年夏にアーセナルへ加入したフランス代表OBティエリ・アンリ氏をセンターフォワードへコンバート。その後、アンリ氏はアーセナルでリーグ戦258試合に出場し175ゴールを記録する活躍を見せたことについて、ファーガソン氏は「アーセナルを作った大きな変化は(ティエリ・)アンリを再発明したことだ。そして、そのゴール…彼は素晴らしかった」とヴェンゲル氏の慧眼に脱帽したことを明かした。

2021/11/12 17:33

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