MF田中碧、ベトナム代表の攻略法に言及「崩すイメージを持ちながら…」

 日本代表MF田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)が、9日にメディア対応を行なった。

 FIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選2勝2敗の日本代表。オーストラリア代表戦で先制点を挙げて、崖っぷちの日本代表を救う活躍を見せた田中は「ファンの期待をすごく感じていますし、嬉しいことです」と期待を寄せられていることを告白。続けて「もちろん、自分が出て活躍することも大切ですが、厳しい2連戦の中、誰が出ても連勝して次に繋げることが一番大事だと思います」と意気込みを語った。

 11日に対戦するベトナム代表について、田中は「5バックというのは聞いています。フロンターレ時代も5バックのチームとやっていますが、苦戦しました。68メートルを5人で守らせるか、50メートルを5人で守らせるかは全然違うので、しっかり幅を使って選手間を広げたいと思っています」とコメント。続けて「セットプレーやクロスからの事故で入っても1点は1点。力づくでこじ開けることも必要です。しっかりと崩すイメージを持ちながら大胆に狙っていくことで、点を取るチャンスも生まれると思います」と試合展望を語った。

 ベトナム代表戦での自身の役割について、田中は「自分が出場してチームが上手く回ればいいと思います。もちろん、自分が点を決めたいと少なからず思っていますが、チームの勝利のためにできることを精一杯やることが大事。チームを上手く循環させたいです」と心境を明かした。

 10月に行われたオーストラリア代表戦で遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)と守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)で構成された中盤ついて、田中は「個人的にはゲームのコントロールを意識していました。従来の4ー3ー3とは異なり、3ボランチだったので、本来のインサイドハーフの役割をしていなかったと思います。(マンチェスター・)シティやリヴァプールのような4ー3ー3ではなく、レアル(・マドリード)みたいな前のタレントをいかすスタイル。前半を含めて初めての中、よかったと思います」と言及する一方で、前所属の川崎フロンターレのスタイルと比較して「全然違うと思います。似てる部分もありますが、フロンターレでやっていたような感覚はなかったです。自分たちがボールを握るために何をしなれければいけないのかを考えた時に、自ずとそういう立ち位置を取るようになりました」と試合を振り返った。

2021/11/9 15:36

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