【アルゼンチン共和国杯 血統データ分析】ステイゴールド系が3年連続で好走中

 7日に東京競馬場で行われるアルゼンチン共和国杯(3歳上・GII・芝2500m)について血統・種牡馬別に検証していく。

 過去10年で最多となる5回の馬券絡みがハーツクライ。4回でゼンノロブロイが続き、2回がルーラーシップ、ステイゴールドとなっている。

 ハーツクライ産駒は[3-2-0-13]。14年フェイムゲーム、16年シュヴァルグラン、17年スワーヴリチャードと3頭の勝ち馬を出す一方で、12年6着ギュスターヴクライ、13年14着メイショウナルトの2頭は1人気ながら掲示板外に敗れている。なお、連対した5頭のうち4頭は3・4歳とキャリアの浅い馬でもあった。今年はアドマイヤアルバ、ゴーストの2頭が出走予定。

 オルフェーヴル産駒は[1-0-0-1]。昨年、3歳馬のオーソリティが産駒としても初出走&初勝利を飾ることになったが、ステイゴールドの直系と捉えれば18年1着パフォーマプロミス、19年3着アフリカンゴールドに続く3年連続での好走でもあった。今年は2連覇を目論むオーソリティほか、アイアンバローズ、ディアマンミノルが出走を予定している。

 ディープインパクト産駒は[0-1-0-14]。同種牡馬のアベレージを考えると不振と言わざるを得ない傾向で、1〜5人気の支持を集めた馬も[0-0-0-6]という成績。なお、唯一の好走例となる17年2着ソールインパクトは53kgという軽ハンデで出走していた。今年はアイスバブル、サトノソルタス、トーセンカンビーナ、ボスジラ、レクセランスの5頭が出走予定。

 スクリーンヒーロー産駒は[1-0-0-1]。15年ゴールドアクターが父子制覇となる重賞初勝利を飾っていたが、アルゼンチン共和国杯を勝った次走でGI勝ちの飛躍を遂げた姿には父を彷彿とさせるものがあった。今年はフライライクバード、マイネルウィルトスの2頭が該当する。

2021/11/4 18:33

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