「常識的に考えて」を捨てよう。円満夫婦に欠かせない2つの心がけ

by Joanna Nix-Walkup

ご存知のとおり私は6人の男性と11度の結婚歴があるのですが、何度か結婚離婚を繰り返すうちに「夫婦円満のために必要な共通点」が分かってきました。

一般的に「離婚した」と聞いてパッと思いつく原因として、浮気や性格の不一致、金銭感覚の不一致があると思います。もちろんそれらが代表的だとは思うのですが、日々の生活で小さな価値観の相違が積み重っていくと大きなストレスとなり、やがて離婚の原因になってしまうことがあります。特に下記5つは、私の同棲解消・離婚理由となった「すれ違い」項目です。

「すれ違い」を生んだ5つの価値観

①衛生観念

衛生観念は人によって大きな差があります。
パジャマを毎日洗濯するという人もいれば1ヶ月洗濯しなくて平気という人もいますし、帰宅してそのままベッドに直行する人もいれば「お風呂に入って着替えるまでベッドには腰を掛けるのも許せない」という人もいます。こればっかりは人によって価値観が違うので何が正解というものがなく、お互いに「神経質だ」「潔癖症だ」とストレスを溜めることになりかねません。

②文化水準

カルチャーやレジャーにふれる頻度やコスト感も人によって異なります。たとえば私の場合、「好きな映画は公開と同時に映画館で観たい」「音楽は家でも聞くけどたまには一流の楽団の生音を聞きたい」「季節ごとに旅行して自然や文化に触れたい」と思うタイプですが、世の中には「映画?配信待って家で見たらいいじゃん」「演奏シーンが見たければYouTubeでも見られるよ?」「旅行してもいいけど史跡とか興味ないからその間パチンコ打ってるね」と全く興味のないタイプもいるのです。同じ熱量のタイプ同士なら上手くいくでしょうが、違うタイプ同士の場合は余計な一言にイライラしてしまうこともあります。

③家族との距離感

私の初めての離婚は、お互いの実家との距離感が大きな原因でした。
私の実家は「子供が結婚したらもう別の家庭、困った時はもちろん助けるけど日頃は干渉しない」という考え方、一方で元夫の実家は「結婚してうちの姓を名乗るんだからもう家族、家族の問題はみんなで解決しなきゃね」という考え方を持っていました。

私と元夫が喧嘩したときのこと。私が荷物をまとめて家を出ると、義父は電話で私を嗜め、家に帰るように説得してきました。「なんて過干渉なんだろう」と気持ち悪さを感じたのですが、一方夫は私の母に電話するも「夫婦の問題は夫婦で解決するように」と門前払いされていたようで、「ごまたんの家族はなんて非情なんだ、家族に対して冷たすぎる」と悲しんでいました。これも家族に対して同じ距離感を持つ者同士であったり、それぞれが実家に説明できれば上手くいくのかもしれません。

④食の好み

食事は人間が生命を維持するために欠かせない行為ですが、そんな食でも好みや価値観の相違で夫婦関係に大きな溝を生みます。誰でも1つや2つくらいは好き嫌いがありますが、自分の大好物が相手の大嫌いな物だったり、相手が“自分の嫌いな物が同じ食卓に乗るのすら許せない”というタイプだったりすると結構なストレスです。「同じ食卓に乗るのすら許せないなんて、そんな細かい人いるの?」となかなか想像が難しいかもしれませんが、納豆やカレー、ねぎ、ニンニクなど匂いの強い物が苦手な人は、自分だけでなくパートナーにもそれを食べないことを求める場合が結構あるのです。交際時の食事から、お互いの嫌いなものやその度合を確認しあえるといいですね。

⑤お金の使い方

同等程度の所得の相手と結婚するより、お金の使い方に対する価値観が同じ人と結婚した方が日々の生活での衝突が少ないです。たとえば食費。年収が高くても「毎日スーパーのお惣菜でいい」と食にこだわらない人もいれば、年収が低くても「週末は必ずちょっといいレストランで外食したい」と食を最優先する人もいます。日用品の買い物にしたって「消耗品なんだから全て最安値で揃えるべき」と考える人もいれば、「日々の生活に使う物だからこそちょっといい物を」とこだわる人もいます。

以前同棲した男性はまさに“全て最安値で揃える”タイプで、私がちょっと高いトイレットペーパーを買ってくると「どうせ流して捨てる物なのに無駄遣いだ」と怒っていました。ラップも私は必ず大手2社の製品を買うのですが、彼はあまり聞いたことのない安いメーカーのものを買ってきてよくカットに失敗しており、その姿を見ていると愛情も冷め、その男性との関係はすぐに終わってしまいました。

“常識”は生きてきた環境によって形成されるもの

言い争いの場にはよく「常識的に考えて」「世間一般的には」という言葉が出てきますが、人は自分がそれまで生きてきた環境を“常識” “世間一般”として認識します。そのため“常識”という概念は人によって大きな差がある場合が多いのですが、それを理解できる人ばかりではないので「常識的に考えておかしいでしょ!」といった罵り合いに発展してしまうのです。まずは“自分の常識=相手の常識”だと思わないことが人間関係を円滑に進める第一歩です。

自分と全く同じ人間は存在しない、だから妥協点を

上では私が失敗した5つの「すれ違い」を紹介しましたが、全ての価値観が一致する相手など存在しないに等しいです。そのためお互いの妥協点を上手に見つけることが円滑な関係を築く要になってきます。

「衛生観念」を例にあげれば、以前の同棲相手は私より認識がゆるいタイプで、休日の朝から掃除洗濯に勤しむ私に「心が休まらない、神経質だな」と怒り、私にも自分と同じ衛生観念で生活することを求めてきました。それがストレスで同棲を解消したのですが、一方で今の夫は「自分はそこまで掃除しなくても平気だけど、やりたいならどんどんやって」というタイプ。手が空いていれば協力もしてくれるので、関係が破綻せずに続いています。

食や文化水準に関しても、夫婦で必ず一緒に行動したいというタイプもいれば、平気で1人行動できるタイプもいるので、たとえ価値観が合わなかったとしてもお互いの価値観に干渉しすぎなければ上手くやっていくことは可能です。

もちろんお互いの価値観が近いに越したことはないのですが、こういった妥協と価値観の擦り合わせができるタイプかどうかも重要なのです。その点を交際や同棲期間にしっかり見極めると、円満な夫婦関係を手に入れることができるのではないでしょうか。

Text/ごまたん

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  • 11/2 11:00
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