モラハラ男を見抜くポイントは?話し合いが好きな男性は要注意な理由
ミカコちゃん:「ねぇねぇイシジマ、AM読者様の中で一番、付き合う前にモラハラ男を見抜く嗅覚が強い女性って誰?」
担当編集I嬢:「外面が良い男性も多いみたいなので難しいですよね」
今週のテーマは「モラハラ」です。ひと昔前は「ハラスメント」と言ったらセクハラ、パワハラくらいでした。両方とも、主に職場で起きるハラスメントですよね。対してモラハラは、職場よりも恋人間で起きる割合のほうが多いように見受けられます。
モラハラについて考察する前に、せっかくの機会ですから、色んな「ハラスメント」を調べてみましたよ。
まずはブラハラ。ブラジャーハラスメントじゃないですよ、ブラッドタイプ……つまり血液型によるハラスメントです。「これだからB型は……」みたいな決めつけはハラスメントに該当します。ほか、セクハラならぬゼクハラ。同棲中の部屋にしれっとゼクシィを置き、結婚を急かすハラスメントです。そして「コクハラ」。脈ナシの相手に告白をすることが、ハラスメントになる場合もあるんですね……なんだか切ないなぁ。
挙げていくとキリがないので、これくらいにしておきましょう。話を戻してモラハラとは、言うまでもなく「モラルハラスメント」の略。モラルを和訳すると「倫理」「道徳」なので、倫理や道徳に反した……つまり精神的な嫌がらせを意味します。「精神的な」なので、肉体的暴力を伴わない嫌がらせってことになりますね。逆から言うと「言葉による暴力」がモラハラです。
好きになった相手がモラハラ男か否か、見抜くのは非常に難しいです。と言うのもモラハラ男って、最初は優しかったりするもんなので。その優しさを信じて結婚した途端、モラハラ化するパターンもあるので、なにがなんでも事前に回避せねば!
モラハラ男を見抜く方法は…
今こそ全ての日本国民に問います。
モラハラ男を見抜くポイントはどこにあるのでしょうか?
そんなことも知らずに、やれ「最近はロジカルハラスメントって新語も登場したぞ」とか「正論で論破する系ですね」などと言っている日本人のなんと多いことか。
しかしミカコちゃんは知っています。モラハラ男を見抜くポイントは……!?
「話し合いをしたがる男性は要注意」です。
口が達者な男性は要注意?
これは決して大げさではなく、9割の男性は「話し合い」を嫌います。ミカコちゃんもこれまで幾度となく、「ねっ、ちゃんと話し合おう……は禁句ですよ」と書いてきました。そりゃそうです、一般的に男性は、女性よりもうんと口下手なのですから。
太古の昔、男性は狩猟を、女性は木の実採集を担っていました。木の実採集はベラベラ喋りながらでも可能ですが、狩猟となるとそうはいきません。ベラベラ喋っていては獲物に気付かれ、逃げられちゃいますから。
寡黙な原始時代男性の遺伝子は、現代男性にもバッチリ受け継がれています。なので男性は、言葉による話し合いを得意としません。逆に女性は話し合いが大好きです。ベラベラ喋りつつ木の実採集していた原始時代女性の遺伝子が、現代女性にもバッチリ受け継がれていますから。そのため、事あるごとに「ちゃんと話し合える間柄」であることを、「ちゃんと愛されている証し」と捉える傾向が強いです。
だのに、女性たちの希望に反し、話し合いを避ける男性たち……。そんな中、話し合いに応じる男性が、ごく少数ではありますが確かに存在します。いや、「話し合いに応じる」どころか、自ら積極的に「話し合おうぜ!」と提案するほどのレアキャラも。一見、話し合いが大好きな女性側にとっては好都合かもしれませんが……中にはモラハラ男が混じっていたりするので要注意!
なんてったってモラハラは「言葉による暴力」です。言葉を駆使してダメージを与えるには、「話し合い」が恰好の場ってことなのでしょう。
モラハラとロジハラの違いは?
なお、モラハラとロジハラの明確な違いは、相手否定か自己主張か……がポイント。晩酌を例に挙げるとわかりやすいかな。ミカコちゃんは休肝日ナシで365日エブリディ晩酌の習慣があります。正論派のロジハラ男だと、「肝臓に負荷がかかるから休肝日を設けるべき!」って言い方になるのでしょう。正論の自己主張ですな。
対してモラハラは相手否定! 「酒しか楽しみが無いお前の人生って終わっているな」って言い方になります。これまでミカコちゃんに対して、こんなセリフを吐くような男性はいませんでしたが。
そう! ミカコちゃん自身、モラハラ男に遭遇したことがありません。それはおそらく、ミカコちゃんが神経ず太そうなキャラだからなのでしょう。モラハラ男は、ガラスのハートの持ち主を見抜く名人でもあります。だからこそモラハラ男に引っかからないためには、心臓に毛を生やすべきなのでしょう。
Text/菊池美佳子