アーセナルが3発でダービー制して3連勝!…トッテナムは1点返すも泥沼3連敗

 プレミアリーグ第6節が26日に行われ、DF冨安健洋が所属するアーセナルとトッテナムが対戦した。冨安は右サイドバックで先発し、2試合連続のフル出場を果たした。

 ともに低調なパフォーマンスが続くなか迎えた公式戦通算190回目の“ノース・ロンドン・ダービー”。先制点が生まれたのは12分、立ち上がりから高い強度で試合に臨んだアーセナルが先制する。ベン・ホワイトが相手のフィードを跳ね返したところからつないで攻撃に転じると、グラニト・ジャカとマルティン・ウーデゴーアを経由してボールは右のブカヨ・サカへ渡る。サカはドリブルで仕掛けてからグラウンダーで折り返し、飛び込んだエミール・スミス・ロウが押し込んだ。

 27分、アーセナルがリードを広げる。トッテナムの前線からのプレスを回避し、ピエール・エメリク・オーバメヤンとのワンツーパスでスミス・ロウが抜け出す。スミス・ロウはペナルティエリア左まで運んでグラウンダーで折り返すと、オーバメヤンが合わせて流し込んだ。

 さらに34分、アーセナルが点差を広げる。自陣でのボール奪取から攻撃に転じ、右サイドで受けたサカはドリブルで中央に侵入。一度は相手にブロックされるが、こぼれ球に素早く反応してゴール左下に流し込んだ。

 なんとか一矢報いたいトッテナムは61分、ペナルティエリア手前でハリー・ケインが右足を振り抜くが、シュートは相手GKアーロン・ラムズデールに防がれる。こぼれ球にソン・フンミンが反応するが、冨安のカバーに阻まれる。62分にはロングフィードに反応したケインがループ気味のシュートでゴールを狙うが、惜しくも枠を捉えることはできない。

 79分、トッテナムが1点を返す。ブライアン・ヒルのスルーパスに抜け出したセルヒオ・レギロンがグラウンダーで折り返し、ソンがダイレクトで押し込んだ。

 トッテナムは後半アディショナルタイム2分、ルーカス・モウラがペナルティエリア手前から左足でゴールを狙う。しかし、相手GKが手を伸ばして触ると、ボールはクロスバーに弾かれてゴールとはならない。

 試合はこのまま終了し、アーセナルはリーグ戦3連勝、トッテナムはリーグ戦3連敗となった。両チームは勝ち点9と得失点差-5で並び、総得点の差でアーセナルが上回っている。

 次節、アーセナルは10月2日にアウェイでブライトンと対戦する。トッテナムはヨーロッパカンファレンスリーグのムラ(スロヴェニア)戦を挟んで、10月3日にアストン・ヴィラと対戦する。

【スコア】

アーセナル 3-1 トッテナム

【得点者】

1-0 12分 エミール・スミス・ロウ(アーセナル)

2-0 27分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(アーセナル)

3-0 34分 ブカヨ・サカ(アーセナル)

3-1 79分 ソン・フンミン(トッテナム)

【スターティングメンバー】

アーセナル(4-2-3-1)

ラムズデール;冨安健洋、ホワイト、ガブリエウ、ティアニー;トーマス、ジャカ(82分 サンビ・ロコンガ);サカ(87分 メイトランド・ナイルズ)、ウーデゴーア、スミス・ロウ(87分 タヴァレス);オーバメヤン

トッテナム(4-3-3)

ロリス;タンガンガ(46分 エメルソン)、D・サンチェス、ダイアー、レギロン;デレ・アリ(46分 スキップ)、ホイビュルク、エンドンベレ(70分 B・ヒル);ルーカス、ケイン、ソン

2021/9/27 2:23

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