夜の大通りをオムツ姿で走る2歳児 とっさに救った宅配運転手に称賛の声「彼こそヒーローだ」(米)

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米カリフォルニア州ロサンゼルス市郊外のヴァンナイズ地区にあるバーバンク・ブールバードという大通りを運転していたガーソン・タヴァレスさん(Gerson Tavares)は当時フードデリバリーを行っており、その日は最後の注文のために車を走らせていた。

すっかり日は沈んで車のライトや街頭だけが光る中、ガーソンさんは自分の車の目の前をオムツ姿の男児が1人で走って横切るのを目にした。何台もの車が行き交う大通りを幼児が1人でいるとは思わなかったガーソンさんは、驚きながらも幼児を助けるべくすぐ行動に移した。

当時の様子をガーソンさんのドライブレコーダーが捉えており、右側からオムツ姿の男児がフラフラと歩きながら車の目の前に現れている。

ガーソンさんはゆっくりとスピードを落として車を停めており、近くにいた周囲の車も男児に気付いてハザードランプを点灯させながら車を停車させた。男児は振り返ってガーソンさんの車を一瞥したが、気にも留めない様子で複数車線の道路を横断するように走り去ってしまった。

その直後、画面左側より走って男児を追いかけるガーソンさんの姿が映っており、ここで映像は終わっているが、ガーソンさんは無事に男児を捕まえて保護することができた。

「とにかく走りましたよ。他のドライバーは男の子の姿に気付かないかもしれないと思い、もし自分が車線から出たら気付いてもらえるかと思いました。」

そのように当時を振り返るガーソンさんは、他のドライバーの注意を引くように手を振ると周囲の車が全て止まってくれたので、男児の救出に向かうことができたという。

車の走る大通りを生身で歩くのは、大人でも大変危険な行為だ。それでもガーソンさんは男児を放っておくことはせず、自らを危険に晒してまで助けに入ったのだ。

走っていた男児は手にタブレットを持っており、「男の子はずっとタブレットの画面を見ていたので、正面衝突してしまっていた可能性もありました」とガーソンさんは当時の恐ろしい状況を明かした。

なおガーソンさんは4人の子の父親であり、息子のイゴールさん(Igor)は「命を危険に晒してまで助けに入った父は、間違いなくヒーローですよ。父は正しい場所で正しいことをした、正しい人です。そして私が何より父を誇りに思うのは、その行動の素早さです。私のヒーローでもある父が大好きです」と誇らしげに父親の行動を称賛した。

ガーソンさんは「私はヒーローではありませんよ。神様こそがヒーローです」と謙遜しているが、この勇敢な行動は地元メディアに取り上げられ「この男性こそヒーローだよ」「素晴らしいほど親切な男性だ。こんな人がもっとたくさんいてほしいね」「みんなこの男性の行動を見習うべきだ」など称賛の声が相次いだ。

ちなみにガーソンさんが保護した男児は、ロサンゼルス市警察が保護者を探し出して無事に自宅へ返されたという。しかし男児が外に出てしまった理由は明らかになっておらず、ネグレクトを心配する声もあがっている。今後は児童家庭福祉局が調査を行い、さらなる対応が必要かどうかを判断するそうだ。

画像は『InspireMore.com 2021年9月15日付「Delivery Driver Dashes Into Oncoming Traffic To Save Runaway Toddler.」(YouTube)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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  • 9/21 21:50
  • Techinsight japan

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