CGの使い方がユニークな映画おすすめ7選!意識してみるとより楽しめる!

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現代の映画には欠かせないCG。いろんな映画で使われており、目を疑うようなリアルなCGも珍しくなくなってきたが、今回はちょっとユニークなCGの使い方をしている映画を7本紹介します。

少林サッカー

少林サッカー

少林サッカー

2001年/香港/109分

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あらすじ
20年前は黄金の右脚と呼ばれていたサッカー選手でありながら、いまはサッカー界の首領として君臨するかつてのチームメイトであるハン(パトリック・ツェー)の雑用係に身を落としてしまったファン(ン・マンタ)。自分を陥れたハンへの怒りを抱くファンは、ある日、少林拳使いの不思議な青年シン(チャウ・シンチー)に出会う。が、自分の不自由な体を指摘されてカッとなる。ファンと別れたシンは、饅頭屋の店頭で、太極拳を使って饅頭を作るムイ(ヴィッキー・チャオ)と出会う。シンは彼女に好感を持つが、ムイは顔中にできている吹き出物のせいで心を閉ざしていた。しかしシンの優しさにより、少しずつ心を開いていく。一方、ファンはシンの恐るべき脚力に気づき、サッカー・チームを作ることをシンに持ちかける。シンはメンバー集めのため、かつて少林寺で修行した兄弟たちをスカウトして回った。少林チームの誕生だ。

出典元:https://eiga-board.com/movies/32755

言わずと知れたアジアトップクラスのヒットメーカー、チャウ・シンチーが主演・監督を務め日本でも大ヒットしたアクションスポーツコメディ映画。

日韓ワールドカップの2002年に公開された本作は、まだ今ほどハイレベルではないCG技術を映像の捕捉に使うのではなく、とにかくそれを前面に押し出して外連味あふれる無茶苦茶な映像を作り出すことに振り切って使っているのが大きな特徴だ。

少林寺拳法の達人がサッカーをやるという荒唐無稽な設定をより増幅させる、ケリの勢いが強すぎて燃えるボールや、巻き起こる竜巻、分身するキーパー、何十メートルも飛び上がるデブなど香港映画伝統のワイヤーアクションとも組み合わせてみたこともないような映像を作り出している。

そのおかげでくだらないだけでなく爆笑&素直に燃えるスポーツエンターテイメントとなっている。

ロボット 2.0

ロボット2.0

ロボット2.0

2018年/インド/147分

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あらすじ
突如、インドの街からすべてのスマートフォンが消え、ほどなくして携帯業者や通信大臣がスマホに殺されるという殺人事件が次々と発生。バシー博士(ラジニカーント)は助手のニラー(エイミー・ジャクソン)と共にスマホの行方を追うが、やがて無数のスマホが合体し巨大な怪鳥に変身していることが判明。怪鳥は人類を襲い始め、軍隊でも抑えきることのできないモンスターと化していく。そんななか、バシー博士は地球を救うため、かつて封印された伝説のロボット“チッティ”(ラジニカーント)を復活させることを思い立つ。スーパーパワーを身に着けたバージョン2.0として再起動したチッティは、予測不能なバトルを繰り広げていく……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/92804

とにかくド派手なCGの使い方をするのがインド映画。『バーフバリ』や『マッキー』などなどとにかく臆面もなく外連味最優先の絵作りをしている作品が多いのだが、その中でも極致のレベルまでいっているのが2012年公開の『ロボット』の続編『ロボット2.0』だ。

インドだけでなく全世界の人間が使って依存症になっているスマホが、人間に反旗を翻したら…というちょっと怖い設定を荒唐無稽なCGではっきりと絵にして見せきっているのが驚異的で、スマホが人体に大量に張り付いて破裂させたり、集合体になって怪鳥や巨大人間になったりと目を歌が様な映像が続く。

それに対抗するスーパースターのラジニ・カーントが演じるロボット・チッティも負けじと集合体になって戦うので、集合体恐怖症の人はちょっと気を付けてください。

現代社会に警鐘を鳴らしている要素もあるが、それ以上に度肝を抜かれる映像体験の連続なので、見て爆笑してほしい。

ブラックスワン

ブラック・スワン

ブラック・スワン

2010年/アメリカ/108分

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あらすじ
ニューヨークのバレエ・カンパニーに所属するニナ(ナタリー・ポートマン)は、元ダンサーの母親・エリカ(バーバラ・ハーシー)の寵愛のもと、人生の全てをバレエに捧げていた。そんな彼女に新作「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが訪れる。だが純真な白鳥の女王だけでなく、邪悪で官能的な黒鳥も演じねばならないこの難役は、優等生タイプのニナにとってハードルの高すぎる挑戦であった。さらに黒鳥役が似合う奔放な新人ダンサー、リリー(ミラ・クニス)の出現も、ニナを精神的に追いつめていく。やがて役作りに没頭するあまり極度の混乱に陥ったニナは、現実と悪夢の狭間をさまよい、自らの心の闇に囚われていくのだった……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/41843

ダーレン・アロノフスキー監督が撮った追い詰められたバレリーナの精神世界を見せるニューロティックホラー。

不安定なプリマドンナを演じるナタリー・ポートマンの迫真の演技もさることながら、彼女が見る幻覚の数々を再現したCGの使い方が秀逸で、より作品に切迫感とリアリティをもたらしている。

CGはふんだんに使っているのだが、ちょっとドキュメンタリータッチにも見える粗目の手持ちカメラ映像の中にいきなりCGによる超現実的シーンが入ってくるので、主人公と一緒に自分の見ている世界が信じられなくなってくる不安感を体験できる。

また、主人公ニナがすべてを解放した最後の舞台の場面、美しいながらも不穏さもビンビンのこのシーンではその舞台を見てリアクションしている観客が全員CGという、知ってみると怖くなってしまう裏情報もある。

グエムル 漢江の怪物

グエムル 漢江の怪物

グエムル 漢江の怪物

2006年/韓国/120分

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あらすじ
2000年。在韓米軍基地では化学物質を下水へ大量投棄していた。漢江へ流れ出す大量の化学物質。その6年後。パク・カンドゥ(ソン・ガンホ)たちパク一家は、漢江の河川敷で行楽客相手の売店を営んでいた。そこに突如、河底から巨大な怪物“グエムル”が現れ、河川敷に集う行楽客を襲った。次々に怪物の餌食にされていく人々の中に、カンドゥの娘・ヒョンソもいた。犠牲者の合同葬儀で数年ぶりに一同に会するパク一家。カンドゥとその妹・ナムジュ、弟・ナミル、老父・ヒボン。在韓米軍は“グエムル”と応戦した米軍兵士からウイルスが検出されたと発表。パク一家はグエムルを宿主としたウイルスに感染している可能性があるとされ病院に収容された。検査中のカンドゥの携帯にヒョンソから電話がかかって来る。まだ生きているのだ。しかし警察は官僚的な対応をするばかりである。パク一家は病院から脱走し独自にヒョンソ捜索を始めた。

出典元:https://eiga-board.com/movies/37218

2006年当時韓国の動員記録を塗り替えたポン・ジュノ監督による異色のモンスターパニック映画。

かなりリアルな怪物のCGが話題を呼んだが、この怪物のCG制作は韓国のチームではなく『ロード・オブ・ザ・リング』などで知られるニュージーランドのWETA社が手掛けている。

製作費が上がることになってもこの怪物のリアルさが肝だと判断していたポン・ジュノ監督はじめ制作陣はさすがで、さらに本作はこの怪物をCGではありながらもそこに実在するリアルな被写体としてとらえることに徹底的にこだわっている。

CGだからと言ってカメラマンの動きを無視したような非現実的なカメラワークや極端な寄りはなく、場面によってはうまくピンボケさせたりとあくまでもリアルな存在として表現しようとしているので、より身近な怖さがあるモンスターモノとしてみることができる。

マッドマックス 怒りのデス・ロード

マッドマックス 怒りのデス・ロード

マッドマックス 怒りのデス・ロード

2015年/アメリカ/120分

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あらすじ
石油も水も尽きかけた世界。元警官のマックス(トム・ハーディ)は、愛する者を奪われ、本能だけで生き長らえていた。資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するジョーの軍団に捕えられた彼は、ジョーに囚われた女たち“ワイブズ”を率いて反逆を企てるフュリオサ(シャーリーズ・セロン)、全身白塗りの男ニュークス(ニコラス・ホルト)と共に、自由への逃走を開始する。凄まじい追跡、炸裂するバトル……。絶体絶命のピンチを迎えた時、マックスと仲間たちの決死の反撃が始まる!

出典元:https://eiga-board.com/movies/81524

今や21世紀最高のアクション映画としての評価が定着している『マッドマックス』シリーズの4作目。

本作は実際の砂漠で、実際に改造車を作って走らせ、俳優・スタントマンたちがガチンコで体を張っている…というCGを使っていない部分ばかりが当時話題になったが、本作のメイキングを見ると実は結構CGを使っているのがわかる。

しかし、それは本物を使っている場面のリアリティを増す捕捉と危険なシーンを成立させる補助としての役割で、本編を見ているだけだとどこからどこまでが実写だったのかはわからないくらいCGの使い方もハイレベル。

舞台となる岩場のちょっとした捕捉、爆炎の美しさを際立たせるなどの使い方が勉強になる。

フォードvsフェラーリ

フォードvsフェラーリ

フォードvsフェラーリ

2019年/アメリカ/153分

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あらすじ
ル・マン24時間耐久レースにて勝利を掲げること、そんなフォード・モーター社の社命をカー・エンジニアのキャロル・シェルビー(マット・デイモン)は受ける。しかしル・マンには長年絶対王者としてエンツォ・フェラーリ率いるフェラーリ社が君臨。フェラーリに勝つために必要なのは、フェラーリを超える新しい車の開発と、優秀なドライバーだった。そんなシェルビーの目に、破天荒なイギリス人レーサー、ケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)が留まる。資金も時間も限られる中、シェルビーとマイルズは幾多の試練を乗り越え、1966年、ル・マン24時間耐久レースでレーシングカー業界の巨人フェラーリ社に挑戦する。

出典元:https://eiga-board.com/movies/92667

60年代のフォード社とフェラーリ社のル・マンでの戦いとその中での男同士の熱いドラマを描いたカーレース映画。

クリスチャン・ベールやマット・デイモンの熱演、現場と上層部の対立、負け犬のワンスアゲインなど見どころたっぷりの本作だが、一番すごいのは何といってもレースシーンのリアルさ。

ル・マン耐久レースのリアルなコースはもう残っていないので、アメリカ国内の計6か所で撮影された走行シーンを巧みな編集と、車体に映るちょっとした影や反射などまでCGで調整して一つのレースに見せるというとてつもない撮影をしている。

また、本作で何回かあるカークラッシュの場面は、カークラッシュは実際に車を横転させて撮影し、その周りにいる人間をCGで捕捉しているという「普通逆だろ」と思ってしまう手法がとられているのも面白い。

彼らは生きていた

『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソンが、『ロード・オブ・ザ・リング』の原作者J.R.トールキンも従軍した第一次世界大戦の兵士たちの姿をよみがえらせた驚異のドキュメンタリー映画。

2200時間以上もある当時のモノクロかつ経年劣化した記録映像をつなぎ合わせ、CGで着色、昔の映像ゆえのカクつきまで細かく修正、そこに従軍経験者たちの後年のインタビュー音声なども被せて、100年以上前に戦った若者たちのリアルな実情、思いを鮮明に蘇らせている。

気の遠くなる作業の果てに達成した圧巻の映像革命、そしてそれが「歴史に埋もれた名もなき人々が確かに生きていたと証明し、戦争の悲惨さも伝える」という目的にがっちりハマって、観客に未知の感動を届けることに120%成功している驚異的な作品。

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  • 9/9 16:56
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