【名古屋vs福岡プレビュー】自信を取り戻しつつある名古屋…約3カ月ぶりの連勝で復調を印象づけたい福岡

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■名古屋グランパス 新戦力の活躍が復調の原動力に。既存戦力の躍動にも期待





【プラス材料】
 リーグ戦3連敗からの公式戦2連勝。しかも、実に名古屋グランパスらしい“守ってウノゼロ”での連勝にチームは自信を取り戻しつつある。

 新戦力のFWシュヴィルツォクに天皇杯ラウンド16のヴィッセル神戸戦で加入後初得点が生まれ、最終ラインでは北海道コンサドーレ札幌から獲得したDFキム・ミンテが前節の湘南ベルマーレ戦で攻守両面にわたって大活躍。軸となるポジションに新風が吹き込まれたことによって、チームにはポジティブな変化が感じられ、既存戦力たちの躍動感もここから増してくることが期待される。

 中2日での連戦が続いていたところで、今節に向けて中3日の日程が取れたことも少なくないプラス要因だ。体を休めて頭を整理する時間が増えたことで、開幕節以来となるアビスパ福岡との対戦によりしたたかさを発揮できそうだ。

【マイナス材料】
 湘南戦のウォーミングアップ中にFWガブリエル・シャビエルが負傷し、守備の要のひとりであるMF米本拓司は累積警告で出場停止となり、天皇杯ではDF木本恭生が負傷交代。この3つの状況がベンチの選択肢を限定してしまうことが、不安要素というより課題になってくる。

 MF稲垣祥、MF長澤和輝、米本の3人で回していたボランチは木本がバックアップ候補だった。稲垣と長澤のフル出場を前提で誰か新たな候補を探すのか、展開によっては若手のDF藤井陽也を入れてキム・ミンテの適性を見るような起用をするのか。

 どちらかと言えば少数精鋭なところがあるチームには、疲労も踏まえたローテーションの新機軸を生み出す必要性がにわかに浮上してきている。

文:今井雄一朗

■アビスパ福岡 似通ったスタイルのチーム攻略へ。一体感が勝敗を分けるカギ





【プラス材料】
 前節のセレッソ大阪戦で8試合ぶりの勝利を収めたことは大きなプラス材料だ。

 今季のアビスパ福岡は6連勝を含めリーグ戦の前半こそ勝ち点を積み重ねていたが、第17節の大分トリニータ戦から5連敗と後半に入って勢いが衰えている。復調の兆しが見えたのが、約3週間の中断が明けた第23節のサンフレッチェ広島戦。スピード感のある連動した守備から速い攻撃を仕掛けるスタイルがよみがえり、さらに中断期間中にブラッシュアップしたと推測できる攻撃のコンビネーションも増えていた。長谷部茂利監督は中断期間中に「自分たちが良かった時の映像やプレーモデルになりそうなチームの映像を使って、選手たちに(自分たちのスタイルを)確認してもらった」と明かした。

 広島との一戦は後半アディショナルタイムで同点に追いつき、C大阪戦は後半アディショナルタイムの決勝弾で勝利をつかんだ。その勢いは本物か。

【マイナス材料】
 対戦する名古屋グランパスも前節の湘南ベルマーレ戦を名古屋らしいスタイルで勝利して連敗を止めた点では、勢いを持っているだろう。長谷部監督は「相手よりも勢いに乗っているところ、チームの一体感の部分では(名古屋を)上回りたい。そこだけは負けたくないところ」と話した。

 チームのスタイルという点では似通った部分もあり、開幕節で対戦した際は名古屋が球際の激しさやスピードで福岡を上回って2-1の勝利を収めた。MF田邉草民は「開幕の頃と今では、チームの力が違う」とマイナスイメージを払拭したが、守備の強度やスピードで名古屋を上回ることは勝利の条件になるだろう。

 福岡のMF中村駿、名古屋のDFキム・ミンテら新加入選手のフィット感は五分五分といったところか。

文:新甫條利子

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