国内590店舗、海外8ヶ国・地域100店舗を展開する菓子メーカー『シャトレーゼ』。筆者の自宅近くにも店舗がありますが、コロナ下であろうとなかろうといつも来店客でにぎわっています。

　そんな『シャトレーゼ』本社がある山梨県は、桃の生産量日本一。7月に入ると桃の収穫が最盛期を迎えますが、『シャトレーゼ』では契約農家のすぐ近くに菓子工場を設け、農場と工場が一体となった「ファームファクトリー」という仕組みでお菓子作りを行っています。だから、素材にこだわった高品質なスイーツをお手頃価格で提供することができるんですね。

　この時期、毎年大人気なのが「シャトレーゼももフェア」。ケーキ、シュークリーム、アイスバーなど10種以上の商品がラインナップされていますが、特に気になる6品を実際に食べてみたのでご紹介します。

むきたての桃をトッピング！「プレミアムズコット 山梨県産白桃」

　みずみずしい白桃スライスが美しく折り重なるこちらのケーキ。どこがプレミアムかというと、特別な指導を受けたケーキマイスターというシェフが、店舗に並べる直前に桃の皮をむいてケーキに仕上げていること。

　ミルク風味豊かなホイップクリーム、甘酸っぱいイチゴの果実とムースとの相性も抜群でペロリといただけます。あまり聞き慣れない「ズコット」は、ドーム型のスポンジの中に生クリームなどを詰めた、イタリア・トスカーナ地方の伝統菓子からきているそうですよ。

山梨県産白桃のプレミアム純生クリームショートケーキ

『シャトレーゼ』の人気洋菓子「ショートケーキ」を、山梨県産白桃のシロップ漬けを使用して贅沢にアレンジしたのがこちら。うみたて卵、北海道産100％の小麦粉、サトウキビで作られたブラウンシュガーなどを使って焼き上げたスポンジはふんわり、しっとり、きめ細やかで、とても軽い口当たりです。

　全体を一つにまとめているのは、乳感をしっかり感じる口どけのよい純生クリーム。厚めにカットされた白桃の食感も楽しく、それぞれの素材のシンプルな美味しさを味わえます。

白桃のカップデザート

　きらきら輝く白桃のシロップ漬け、その下に何層にも重なるカラフルな美しい断面が見て楽しく、食べて美味しいカップデザートです。

　白はさわやかなチーズクリーム、ピンクは甘く優しい香りの桃クリーム、食べ進むとダイスカットされたラスベリーゼリーが顔を出し、一番下にはホワイトチョコでコーティングしたアーモンドクランチ。異なる食感も楽しく、最後まで飽きることなくいただけます。

まんまる白桃ケーキ

　その名の通り、まんまるな桃をイメージした桃の甘い香りと味わいがたっぷり感じられるケーキです。鮮やかな色と形はインパクトがあり、ケースに並ぶケーキの中でもダントツで目立ちます。

　ゼリー状のぷるんとした皮の中身がこちら。果肉入りの白桃ヨーグルトムースの中央に甘酸っぱいラスベリーソース、その下にカスタードクリーム入りのホイップクリーム、ベースはふんわり焼き上がったスポンジケーキ。よく見るとゼリー状の皮の真下に桃クリームらしきピンクのクリームが一層。細かい作り込みにびっくり、スプーンを持つ手が止まりません！

山梨県産白桃 ダブルシュークリーム

　大人気のダブルシュークリームも、山梨県産白桃の果汁をたっぷり使った限定盤が登場！　袋から出してみると、定番のシュークリームのようにあまりボコボコしておらず、どことなく桃を思わせる焼き上がりにも見えますね。

　口どけのよいシュー生地はほんのりアールグレイ風味、その中にはあふれんばかりのクリームがぎっしり！　白はミルク感のあるホイップクリーム、うす黄色は細かい白桃ゼリーをしのばせたホイップクリーム入りカスタードクリーム。夏にぴったりのさわやかなダブルシュークリームを頬張れば、たちまち幸福感でいっぱいになります。

白桃クリームあんみつ わらび餅入り

『シャトレーゼ』は和菓子も絶品と大人気なんです。こちらは、白桃シロップ漬けに白桃わらび餅、桃の美味しさを味わうフルーツあんみつ。自家炊き粒あん、マンゴーシロップ漬け、塩豆、寒天など、彩り豊かで、コリコリした寒天に上品なホイップクリームの甘み、粒あん、フルーツの甘みや酸味、あれこれ欲ばりに味わえます。

　お好みで添付の黒蜜をかけて味わうのもおすすめ。素材の風味や甘みがより引き立って和風感がアップしますよ。

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　ご紹介したほかにも、カップデザートの「ピーチメルバ」やさっぱりジューシーな「やわらか氷バー」、ホールケーキタイプの「白桃のムースデコレーション」（販売は8月8日まで）などの桃スイーツも楽しめます。期間限定なので、お早めに近くの『シャトレーゼ』に足を運んでみてください！

●DATA

シャトレーゼ

https://www.chateraise.co.jp/