潔癖症デカと世界一ブスな犬の珍道中!『ターナー&フーチ/すてきな相棒』(1989)|zashの発掘!名画倉庫

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世の中には名画と呼ばれる作品がいくつも存在している。しかしながら、世間で有名な作品だけが名画とは限らない。中には隠れた名作というのも数多い。ここでは、そんな眠ったお宝映画を紹介していく。今回は、1989年公開のアクション・コメディ映画『ターナー&フーチ/すてきな相棒』を紹介!

1980年代から1990年代にかけて、ハリウッドでは「刑事もの」のバディ・ムービーが多く製作された。
エディ・マーフィ&ニック・ノルティが主演を務めた『48時間』シリーズやメル・ギブソン&ダニー・グローヴァーのコンビが世界的に有名な『リーサル・ウェポン』シリーズを皮切りに、TVの中でも『特捜刑事マイアミ・バイス』といったバディものが多かった印象を受ける。
そんな中、一人の刑事と一匹の犬をコンビにした異色のバディ・ムービーも存在している。
1989年にトム・ハンクス主演で製作されたアクション・コメディ『ターナー&フーチ/すてきな相棒』である。

潔癖症の刑事ターナーとやりたい放題の犬が主人公のバディ・ムービー!

『ターナー&フーチ/すてきな相棒』(1989)

© 2021 Disney ディズニープラスで配信中

『ターナー&フーチ/すてきな相棒』は、常にきっちりとした生活を心がける潔癖症の刑事スコット・ターナー(トム・ハンクス)と、しつけがなっていない犬のフーチがコンビを組むことから幕を開ける。
もともとの飼い主を何者かに殺害されてしまったフーチを事件の‘‘目撃者’’として扱うターナーは、嫌々ながらもフーチとの共同生活を開始するが、フーチは家にあるものすべてを嚙み千切り、挙句の果てには私生活の邪魔をするなど、やりたい放題!
そんなフーチの面倒を見るターナーだったが、次第にフーチとの間に簡単には途切れない絆のようなものが生まれていき、2人は最高のバディとして事件解決の糸口を見出していくのだった・・・。

1980年代らしいアクション・コメディ!

『ターナー&フーチ/すてきな相棒』(1989)

© 2021 Disney ディズニープラスで配信中

世の中にはいくつものバディ・ムービーが存在しているが、潔癖症の刑事と犬をコンビにした作品というのは極めて珍しい。
しかも、その犬が世界一ブスときた。
しかしながら、そのブスさが最高の憎たらしさと可愛らしさ、そして頼りがいのようなものを醸し出しているのは言うまでもない。

『ターナー&フーチ/すてきな相棒』(1989)

© 2021 Disney ディズニープラスで配信中

全体的に、一人の刑事と一匹の犬のドタバタ珍道中を描いたコメディとして機能しているのだが、その中でもしっかりと刑事アクションとしての魅力を散りばめた構成になっており、1980年代らしいバディ・ムービーに仕上がっている印象を受ける。
また、事件解決への糸口を犬のフーチが見つけ解決へと導いていく様は非常に小気味よく映り、この手の作品のラストは人間ばかりが良い思いをするものが多いのだが、犬を蔑ろにすることなく大団円を迎えるところに大いに好感が持てる次第である。

若き日のトム・ハンクスの魅力が爆発!

本作で主人公の刑事スコット・ターナー役に扮するのは、今ではハリウッドの頂点に君臨していると言っても過言ではない、オスカー俳優のトム・ハンクスである。

『ターナー&フーチ/すてきな相棒』(1989)

© 2021 Disney ディズニープラスで配信中

若かりし頃のハンクスは神経質な顔立ちであることから、こういった潔癖症のキャラクターにもしっかりとハマっており、犬のフーチの面倒を見ることにてんてこ舞いな姿を魅力たっぷりに演じて魅せる。
1980年代のハンクスはコメディ映画に多く出演していた。抜群のコメディセンスを活かしたパフォーマンスが好印象だったが、本作でもその魅力が遺憾なく発揮されている。
この頃からすでに完成されたコメディ演技を披露しているのである。

ヒロインの獣医エミリー役を演じるメア・ウィニンガムは2002年にシャイア・ラブーフが主演したディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー『マイ・ブラザー・エディ』や大ヒット海外ドラマ『グレイズ・アナトミー』などで主人公の母親役を演じている印象が強いためか、主人公のロマンスのお相手を演じているところに若干の新鮮味を覚える。
また、ターナーの‘‘もう一人’’の相棒であるデヴィッド役に扮したレジナルド・ヴェルジョンソンは、1988年公開の大ヒット映画『ダイ・ハード』でパウエル巡査役を演じていたことでも有名な俳優だし、1990年代に一世を風靡したアイスホッケー映画『飛べないアヒル』シリーズでおなじみのエルデン・ヘンソンがちょっとした役柄で出演していたりと、映画ファンを得した気持ちにさせるキャスティングにも注目したい作品である。

ディズニープラスでTVシリーズ化も決定!いま最もアツい作品

なぜ今、『ターナー&フーチ/すてきな相棒』にフォーカスしたかというと、実は、2021年7月30日より本作のTVシリーズ版がディズニープラスにて配信されることが決定しているのだ。

『ターナー&フーチ/すてきな相棒』

© 2021 Disney 7月30日(金)よりディズニープラスで独占配信

TVシリーズ『ターナー&フーチ/すてきな相棒』は、1989年にトム・ハンクス主演で公開され、世界的大ヒットを記録した同名映画の‘‘その後’’を描いたオリジナルドラマシリーズ。
見た目も素行もイマイチだけど、抜群の直観力で見事に事件を解決へと導く愛犬・フーチと、恋に事件に振り回されながら、父が残した事件を追いかける几帳面なスコット(ジョシュ・ペック)。
そんな新たな凸凹コンビの活躍に、目が離せない!

TVドラマ版『ターナー&フーチ/すてきな相棒』は、2021年7月30日よりディズニープラスで独占配信。
トム・ハンクス主演の映画版もディズニープラスで配信中となっている。

(文・構成:zash)

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