今井美樹「今までのことを全部捨てて…」自身の“最大のターニングポイント”となった出来事とは?
ジョージ・ウィリアムズ、安田レイがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」。7月10日(土)の放送は、今井美樹さんが登場。昨年リリースしたデビュー35周年記念アルバム『Classic Ivory 35th Anniversary ORCHESTRAL BEST』について語ってくれました。
(左から)安田レイ、今井美樹さん、ジョージ・ウィリアムズ
◆名曲の数々がオーケストラでまったく違う色に
――昨年デビュー35周年を迎えましたが、大きなターニングポイントとなった出来事はありましたか?
今井:自分のなかで“大きく変化をしたい”“何か変わりたい”と思っていた30歳ぐらいの頃に、12年間ずっとやっていた制作チームから、新たなチームにチェンジしたことがあって、それが一番大きかったかな。
それまでのことに感謝しつつも、“新しい一歩を踏み出さないと、このまま進めない”と思ったんです。極端なことを言うと、“今までのことを全部捨ててもいいから、新しいものが欲しい”って。
でも、自分の身についたものって、捨ててもなかなか離れないんですよね。だからこそちょっと乱暴に、それぐらいのことをしないと自分は変えられない、って思っていたような気がします。それをスタッフがよく許してくれたなと思いますし、よくフォローしてくれたなと思っています。
――昨年11月にアルバム『Classic Ivory 35th Anniversary ORCHESTRAL BEST』がリリースされました。今井美樹さんの美しい歌声とオーケストラによる演奏のコラボレーションで「PRIDE」「PIECE OF MY WISH」「瞳がほほえむから」などの名曲が新たな輝きを放っていますが、オーケストラとの共演はどうでしたか?
今井:フルオーケストラでレコーディングした曲はいくつもあるので初めてではないんですけど、自分のオリジナル曲を、まったく違う色、まったく違う絵を描いてもらって、それをレコーディングでは(オーケストラの方々と)“せ~の”で一緒に歌ったので、“あの曲がこんな新たな絵で描かれるんだ!”って思ったし、その音にも圧倒されて、本当に感動的でした。
――オリジナルが身についていると、こうしてフルオーケストラでやるのは大変だったのではないかと思いますが?
今井:そうですね。でも、いまあらためて、この年齢でもう1度歌い直せるんだから、やっぱり、いまの感じで歌いたいと思うんですよね。だけど……もう自問自答でした。「あなたにとって“いまの感じ”って何?」って。でも、この曲がもともと持っている……やっぱり“曲が導いてくれる歌”って、あると思うんですよね。
だから、オリジナルが持つ鮮度と、いままで何度も歌ってきた自分の癖、もう1回新たな色にしたいっていう自分の挑戦、その塩梅のつけ方がちょっと大変だったかもしれない。だから何度も歌って、そのうちに力みが取れて、やっと“OK”になる感じでしたね。
----------------------------------------------------
▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限 2021年7月18日(日) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
----------------------------------------------------
<番組概要>
番組名:JA全農 COUNTDOWN JAPAN
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜 13:00~13:55
パーソナリティ:ジョージ・ウィリアムズ、安田レイ
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/cdj/