木下ほうかや田中要次ら出演のカンヌ出品映画、ミニシアター応援「銀幕彩日」完成

 ミニシアター応援映画「銀幕彩日 A Theater with a View」(銀幕彩日)の第74回カンヌ国際映画祭マルシェ・ドゥ・フィルム(マーケット)部門への出品が決定した。

 

 銀幕彩日は、映画館(ミニシアター)に集まるさまざまな人々と映画館の日常風景を優しく穏やかな視点で描く物語。新型コロナウイルスの感染拡大による政府からの緊急事態宣言が続く中、閉館の危機にさらされている全国のミニシアターを応援するために製作された。

 物語を通して、いま活躍している映画人や俳優のキャリアのスタート地点、そしてこれから活躍する若い世代の登竜門としても不可欠なミニシアターの大切さを伝えていく。

 出演するのは、個性派俳優として活躍する木下ほうかさんや田中要次さん。ヒロインに「仮面ライダーアマゾンズ」やワイドナショーの現役女子高生で知られる白本彩奈さん。その他、お笑いコンビであるたんぽぽの川村エミコさんやミュージシャンのダイアモンド☆ユカイさん、映画監督の手塚眞氏、大ヒット作「カメラを止めるな!」やライザップCMで話題のしゅはまはるみさん、劇団EXILEの小澤雄太さん、秋山真太郎さん、2.5次元俳優で人気を誇る佐藤永典さん、「朱花の月」(河瀬直美監督)「ヘヴンズストーリー」(瀬々敬久監督)で国際的評価を得る大島葉子さんなども出演している。さまざまな分野から多彩な顔ぶれがそろった。

 同作品を企画した中田圭監督は、脚本も担当している。中田監督は、2000年に「ワイルドナイト」で監督デビュー。日本だけでなく海外でも賞賛を得ており、次世代の映画監督として注目されている。自身もミニシアターを通り抜けてきたことから、企画の立ち上げに至ったという。

 銀幕彩日のイメージソングは、POPPiNG EMOの『Starry Night』。当初は2020年秋の劇場公開を予定していたが、コロナ禍の影響で延期していた。

 なお、愛知医科大学の三鴨廣繁教授による映画館の空気の流れを“見える化”する「映画館の換気実証実験」によると、館内の空気は約20分で入れ替わる。換気設備は、各劇場・条件によって異なるが、マスクをする、話さない、手指消毒を欠かさないなど、感染対策を徹底した上で映画館を訪れたい。

以下、出演者から寄せられたコメント。(原文をそのまま掲載)

●木下ほうかさんのコメント

いつでもどこでも観られる便利さや、所有できる手軽さは良いことだけど、やっぱり「映画」は、劇場で観たいな。

どうぞよろしくお願い申し上げます!!

●ダイアモンドユカイさんのコメント

子供の頃に親父に連れて行って貰った「キングコング対ゴジラ」。初めての劇場は薄暗くて怖かったけどスクリーンから放射されるあのワクワクする瞬間のエネルギーは今でも忘れない。今はSNS時代自宅で簡単に名作が観れる事は嬉しい。

だけど劇場はLIVEだ。

人生はLIVEだ。

LOVE、LIFE、LIVE THE MOVIE!

●白本彩奈さんのコメント

毎日の中で、ふと寄り添ってくれ、時にハッとさせてくれる、飴と鞭のような存在。それが映画だと思います。コロナ禍で、前のように映画館に足を運ぶことは厳しい現状ですが、

私たちにいつも素敵なストーリーを魅せてくれる映画館に、少しでも恩返しがしたい、そんな気持ちで作品に参加しました。是非皆さんで、映画館を応援しましょう!

●川村エミコさんのコメント

映画館という場所を大切に過ごして来た人達の何でもない日が特別だったんだと気付けました。

大切な人達の大切な場所が守られますようにです。

(c)「銀幕彩日」製作委員会(アールツーエンターテインメント株式会社/フィルムクラフト/JMFエンターテイメント株式会社/株式会社Power Stone)

2021/7/5 13:00

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