鬼滅ゲームがPSで10月に登場!予約開始も売れる?売れない?でファンたちの中で賛否両論

 大正時代を舞台に、主人公が鬼と化した妹を人間に戻すために戦う姿を描いた『鬼滅の刃』。昨年10月に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は国内でも大ヒットとなり、全世界での累計来場者数は4,000万人を突破、総興行収入は500億円というメガ作品になったことは記憶に新しい。

 この鬼滅のゲームが10月14日に登場する。去る6月21日から予約が開始されたが、SNS上では「売れる? 売れない?」で意見が真っ二つに分かれている。

 予約が開始されたのは、『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』で、対応プラットフォームはPlayStation4/5、Xbox One、Xbox Series X/S、Steamだ。本作では、2019年4月より放送が開始されたTVアニメ『鬼滅の刃』の“竈門炭治郎 立志編”、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』までのエピソードを収録。ゲームならではの表現でアニメ『鬼滅の刃』の物語を追体験できるとされている。

 ここで意見が分かれているのが、Nintendo Switch未対応についてだ。国内シェアを考えるとPS4版がメインプラットフォームになるのは確実だが、ユーザー層を考えるとSwitch版がないのは売上にインパクトが出るという意見が目立つ。

 本作のゲームジャンルは、公式では「鬼殺対戦アクション」と表現されている。予約開始日の6月21日に公開された第2弾PVを見る限り、対戦格闘ゲーム要素が強いという印象があり、これを受けて拒否反応を示す意見が一定数ある。

 よりアクション要素を強めた『戦国無双』シリーズのようなタイプを求める声も挙がっている一方で、「これはこれで楽しそう」という意見も。

 こうしたアニメをベースにしたゲームで気になるのは、ゲームに登場するキャラクター。本作には鬼滅の刃を代表する竈門炭治郎や竈門禰豆子をはじめ、全18体のキャラクターが発表されている。

 この18体をどう見るかでも意見が分かれている。アクションゲームとして見た場合は決して少なくない数字なのだが、話題に挙がっているのがその内訳。全18体のうち7体のキャラが被っているからだ。

 例えば、竈門炭治郎の場合、ヒノカミ神楽、キメツ学園と3タイプが存在する。こういった被りを除くと、全11体なのではないか? という見方も。詳細については現状は不明だが、各キャラのモーションが全タイプでオリジナルなのかなどの点でも注目が集まっている。

 気になる価格の点でも意見が盛んに出ている。本作の価格は、パッケージ版・ダウンロード版ともに8,360円(税込)と発表されているが(いずれも通常版)、この値付けがかなり強気ではないかという意見が出ている。

 近年のゲームは開発費の高騰が叫ばれており、ある程度高値になるのは仕方ないにしても、購入のハードルになりそうな気はする。その一方で、超強力IPである鬼滅ブランドのゲームであれば納得という意見も。

 ゲームのメインは対戦になるという見方が大勢を占めているが、ストーリーモードのボリュームと出来に期待する声も多い。公式発表によると、竈門炭治郎が鬼殺隊に入隊しさまざまな鬼に立ち向かうTVアニメ「竈門炭治郎 立志編」から、炎柱・煉獄杏寿郎と合流し任務にあたることになった劇場版「無限列車編」までのエピソードを収録しているという。

 対戦モードのおまけ程度の位置づけではないか? というコメントも出ているものの、どれぐらいのボリュームでファンを楽しませてくれるのか? PVを見る限りフィールド探索が楽しそうなどの肯定的な意見が多数ある。

 7月4日に開催されるオンラインイベント『Aniplex Online Fest 2021』では、花江夏樹(竈門炭治郎役)と日野聡(煉獄杏寿郎役)によるゲーム実機プレイを交えて内容を紹介することも発表されており、アニメファンもゲーマーも必見のイベントになりそうだ。

 なんだかんだ言っても、鬼滅ブランドのゲームなのである程度のヒットは予測できるが、映画の興行成績でメディアを賑わしたようなメガヒットにつながるのか? 期待が高まる。

2021/7/1 8:00

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