dTVドラマ『ConneXion』藤ヶ谷&千賀「“横尾座長” って呼んでます」

Kis-My-Ft2の横尾渉、藤ヶ谷太輔、千賀健永が出演するdTVオリジナルドラマ『ConneXion』が、6月25日22時にdTVで配信スタートとなった。

初回配信は制作過程に密着したメイキング番組「The Making of ConneXion」、全6話のドラマ本編は7月2日より配信が始まる。

ドラマの舞台は2026年の近未来。

少子化が進む日本。政府が推し進めるAI婚活アプリ「ConneXion」に翻弄されながらも、未婚30代の男女が運命の人を求め、右往左往しながら幸せに向かい突き進んでいくラブストーリー。

ドラマ本編公開を前に横尾渉、藤ヶ谷太輔、千賀健永を訪ね、その意気込みや撮影秘話を聞いてみた。

――気心の知れたメンバーでの撮影はいかがですか?

藤ヶ谷太輔

楽しみ過ぎて怒られましたけどね(笑)

もう現場はゆる過ぎて。

――かなりリラックスして撮影に挑めた感じですか?

藤ヶ谷太輔

そうですね。ずっと笑ってました。

うちの座長がとにかく、ゆるいんで!

横尾渉

確かに全然固くない現場でしたね。

それも、この2人がいてくれたからです。

もう現場に挑むのは、ちょっと遊びに行ってる感覚に近かったですね。

――横尾座長には現場で座長らしいエピソードなどありましたか?

藤ヶ谷太輔

自分は合流が少し後からだったんですが、とにかく座長が監督といい関係性を既に築き上げていたんです。

「そんなこと言えないっすね~」とか、「主演というのは~」 とか話しながら。

座長も真っすぐで、「監督と一緒に覚悟決めてんだよ!」「失敗したら2人で倒れる気持ちでやってるんだ!」なんて言ってるので、「いい関係なんだな~」なんて思ってたんですよ。

そうしたら、座長が「俺は“杉山”さんについて行くって決めたんだ!」って豪語したんですけど…。

え?監督って“杉本”達さんだよね?“杉山”って誰についていくの?って(笑)

横尾渉

で、慌てて台本観たら、“杉本”って書いてあって(笑)

一同

(笑)

横尾渉

これも言わなくていいじゃないですか、それをちゃんと監督に言うんですよ!

藤ヶ谷太輔

チームってそういうもんだから(笑)

横尾渉

間違えてたのはその日だけですよ!監督にはしっかりインカムで「杉本だよっ!」って怒られました(笑)

千賀健永

僕はその現場に居なくて、このエピソードを後から聞いたんですが、“座長っぽいな”って思いました。

違う番組でもお笑いコンビ和牛さんのことを、水牛さんって言ってたんで。

一同

(笑)

千賀健永

最近そういう傾向あるので、それが出ちゃったのかな~と思ってます。

――爆笑エピソードも多く現場の雰囲気かなり良さそうですね。みなさんが横尾さんのことを「座長」と呼び始めたきっかけは?

藤ヶ谷太輔

僕は2日目から座長って呼んでますね。

千賀健永

これ、初日に杉本監督から相談というかお願いがあったんですよ。「横尾さんを和ませてあげて」って。

それで「座長」って呼んで和ませるうちに、それが定着した感じですね。

藤ヶ谷太輔

そこから俺らは、2番手3番手って呼ばれるようになったよね(笑)

――「ConneXion」ではお三方が幼馴染の役でしたが、演じられてどうでしたか?

横尾渉

千賀さんとは舞台でも兄妹役をやってるので、安定感が違いましたね。

藤ヶ谷さんは現場で台本見たことない!

藤ヶ谷太輔

全部頭の中に入ってるから。

横尾さんは自分のセリフしか覚えてないでしょ。

横尾渉

バレてた?

藤ヶ谷太輔

監督が、『「え?」の次から行ってみようか~』って言った時、『え?何個目の「え?」ですか?』って言ってたでしょ。

横尾渉

そうなんですよ。これで藤ヶ谷さんに本番中も怒られてた。

ちなみに千賀さんとは凄く楽しくやってました(笑)

一同

(笑)

千賀健永

それでも今回の撮影では、どの現場より横尾さんの腰の低さを感じました。

このスタンスはとても大事だと思います。

本当に誰よりも現場で腰が低くて、小道具の位置をずらすのも横尾さんが率先してやるんですよ。

誰よりも腰が低くて、誰よりも動くという主演。

本当にあったかい現場でした。

主演としての在り方を教えてもらった気がします。

――それぞれの役どころについてですが、演じられる役とご本人に似ているところなどは感じましたか?

藤ヶ谷太輔

みなさんご存じないと思うんですけど、横尾さんって謙虚なんですよ。

この謙虚なところは、「真治」に似てると思います。

千賀健永

とにかく真面目というところが横尾さんっぽいですね。

真面目だけど不器用というのが、真治の良さでもあるので。

横尾さんは不器用でないけど、素直に気持ちが伝えられないところもあるので。

――真治は臆病な恋愛スタイルですが、横尾さんの恋愛スタイルは?

藤ヶ谷太輔

そっちは、うまくやってると思います(笑)

一同

(笑)

横尾渉

藤ヶ谷さんは、見た目もクールな将くん。

中身は正反対な部分もありますが、藤ヶ谷さんはライブ中もかっこいいし、品があって、礼儀正しくて、女の子にはちょっとSっ気があるという。

将くんが抱えているトラウマの部分はわかんないけど、恐らく無いイメージ。

千賀健永

僕も藤ヶ谷さんはクールでかっこいいイメージ。

将くんは、本来の藤ヶ谷さんからユーモアを抜いた感じ。

本来はもっとユーモアがあります。

舞台裏ではユーモアも出てたけど、クランクインのオーラが全然違ったんですよ!

横尾渉

パーティー会場に登場のところ凄かったよね!スタッフの喝さいも沸いて。

藤ヶ谷太輔

それで、「俺らと違う」ってブーブー言ってました(笑)

千賀さんは仲間想いで、自己犠牲しちゃうタイプなところが、悠琉と似てるかも。

私服もポップだし。

3人とも私服の感じが割と近いよね。

横尾渉

いつもの面白い千ちゃんではなく、20%くらいの面白さになってる感じ。

千賀ワールドをもっとさく裂させたい気持ちはありました。

「ConneXion」はアドリブ多かったよね。「このあとに一言お願いします」とか。

千賀健永

アドリブのシーン多かったですね~!

――ストーリーについてですが、台本を読まれていかがでしたか?

横尾渉

スタッフさんと僕らで「ConneXion」ってこういう曲なので、こういうのどうですか?って何パターンかストーリー案を出して、アイデアやギミックも入れてもらってるんです。

なので、セリフ以外の内容は僕らみんなで一緒に作った形です。

「ConneXion」のライブパフォーマンスがあるんですが、このパフォーマンスに行くまでのストーリーがドラマなんだろうなと感じながら、ライブパフォーマンスをもう一度見てもらうと、ここがスタートでここが終わりなのかな~と楽しめるんじゃないかと思います。

そうやって見てもらえると、とても嬉しいです。

――アイデアが具現化し、映像化されたものをご覧になっていかがでしたか?

横尾渉

僕らの知らないだけで、世の中にはこんなゴージャスな婚活パーティーが本当にあるんじゃないかな?って思うくらいリアルな感じをうけました。

僕らが出したアイデアに、監督の杉本さんが「恋愛婚活」というアイデアを入れてくれました。

僕らのライブ映像の一つがそう見えたんじゃないかと思っています。

千賀健永

2026年という近未来の設定が面白いと感じました。

ただ、説明を入れなければいけないというジレンマもありましたが。

藤ヶ谷太輔

3人の役柄のバランスも絶妙で、「ConneXion」の全体打ち合わせの前に、3人で打ち合わせも自主的にしたんです。

やっぱり3人の意思が加わっているドラマにしたいので。

結果現場も楽しくなりますし、思い出に残る作品になりました。

横尾渉

やりながら台本を変えてもらったりもしたもんね。

藤ヶ谷太輔

実はエンディングも3パターンくらい撮ったもんね。

この気持ちならAパターン、こっちの気持ちの方が強ければBパターンと。

デスクの上だけで全てを決めなかったのが良かったと思っています。

横尾渉

収録当日は、「セリフカットして表情だけで魅せよう」とか、アイデアを出すと、全員がそれに対応してくれたので本当に素晴らしい現場でした。

――「ConneXion」をどのような人に、どのように楽しんでもらいたいとお考えですか?

藤ヶ谷太輔

「ConneXion」はdTVレギュラーだからこその新しい試みです。

僕らの案も採用してくださったことに感謝しています。

僕が心掛けたのは、幼稚っぽいかと思われるかもしれませんが、「とにかく楽しくやれるようにしようね」ということ。

「仕事仕事」だと面白くないですし、この3人だったら「楽しい」の距離感でやれると信じていたので。

打ち合わせも重ねて、僕ら3人でしか出せない距離感が出せたと思っています。

僕らのファンの方が見ても面白いと思いますし、ファンじゃない方が見ても異色恋愛ものとして見やすく作られていますし入りやすいです。

毛嫌いせず、気楽に見てハマっていただければと。

千賀健永

僕が打ち合わせの時から提案させて頂いたのは、「恋愛として勉強になることを入れて欲しい」ということです。

根拠のないものでストーリーが進むのではなく、根拠があるものをきっかけにして、トラウマが発生していたり、その場がうまくいったりという。

恋愛に関しても、しっかりとした知識、格言が入っていたりします。

ファンの方だけでなく、恋愛に臆病になっている男性など、主演に共感しながらのめり込んでいただければと。

横尾渉

「ConneXion」は普通ではないドラマです。

マネしてくれる人が出てきてくれたら嬉しいです。

1話の後には「1.5話」が公式noteに小説で入るなど、毎回ギミックがありますので、より一層楽しめると思います。

ちなみに、「千賀さんへのドッキリ企画」もあったりします!

バラエティ要素もあるので是非お楽しみください!

――このドッキリ企画のシーンはドラマを見ていれば「ここだ!」と気が付けるものですか?

横尾渉

見たらすぐわかります(笑)

誰が見てもわかるのでご安心ください!

藤ヶ谷太輔

最後に一個だけオススメポイントを。

ドラマの中で「ConneXion」のダンスを踊っているところあります。ここは是非見つけて欲しいです!

衣装:with a WISH variable marriage   

(番組情報)

『ConneXion』

dTVにて毎週㈮ 後10・00~配信(全6話)

STAFF&CAST

●(監)杉本達(出)横尾渉、藤ヶ谷太輔、千賀健永、阿部純子、大野いと、護あさな、出口亜梨沙、入江崇史、赤ペン瀧川

STORY

●藤ヶ谷が作詞、千賀が振付、横尾がファルセットを担当した3人のユニット曲「ConneXion」にインスパイアされた物語。30歳以上の未婚者を対象にした“AI婚活”という制度が導入された2026年の日本を舞台に、未来のAI婚活に翻弄される3人の男たちを描く。

2021/6/30 10:00

こちらも注目

新着記事

人気画像ランキング

※記事の無断転載を禁じます