年収400万なら年間58万円払う!? 話題の「FIRE」よりオトクな仮面のススメ

拡大画像を見る

画像はこちらから( https://otonasalone.jp/230623/ )

どうも、こんにちは、ぽんちよです。

現在、28歳の私は、北陸の田舎に住み、年収350万で働く会社員です。ふつうの会社員と少し違うのは、YouTuber「【投資家】ぽんちよ」として「投資」や「お金」に関する情報発信をしていることです。

私自身、2年間で約3000万円の資産を形成し、現在はFIRE間近を迎えています。

動画のコンセプトのひとつが「FIREを目指す人の手助けをする」なのですが、ひとくくりにFIREといっても、それぞれが目標とすべき理想の姿は異なるでしょう。

そこで、FIRE=経済的自由を達成して早期退職するの定義について、1完全リタイア、2サイドFIRE、3仮面FIRE、の3つに分けてお伝えしていきます。

 

FIREタイプ1:完全リタイア(退職後は働かない)

画像はこちらから( https://otonasalone.jp/230623/ )

出典『めざせFIRE!知識ゼロから経済的自由を勝ちとる』(ぽんちよ著)

「FIRE」「早期退職」と聞いた時の代表的なイメージは、「一生分のお金を稼いだ上で、早期退職&退職後はお金を切り崩して生きていく」というものでしょう。このようなFIREを「完全リタイア〈切り崩し型〉」と定義します。

もうひとつ「完全リタイア」に含まれるのは、大きな資産を築き、早期退職後はその資産から生み出される利益(配当所得)で生きていく、俗にいう「配当金生活」です。これを「完全リタイア〈不労所得型〉」と定義します。この場合は、退職前に築いた資産を取り崩すことなく生活をするため、「資産が目減りしていく」という精神的プレッシャーはありませんが、その時々の配当金総額によって使える生活費が左右されます。

2つの形の「完全リタイア」に共通していえるのは、「早期退職後は一切労働をしない」ことが前提です。すなわち「完全リタイア」とは、「リタイア後はまったく働かない」状態です。

 

FIREタイプ2:サイドFIRE(セミリタイア)

働きながらも自由を勝ち取るサイドFIREという生き方 「完全リタイア」は退職後に一切労働しないことを前提としま
すが、一方で早期退職を志す人の中には、早期退職後も働くというビジョンを持っている人もいることでしょう。

たとえば、①現在の会社を退職し、週5フルタイム勤務は辞めるものの、完全に労働から卒業するのではなく、週2勤務が可能な職場に変える、②退職後は会社員としてではなく個人事業主(副業)になって働く、「セミリタイア」「サイドFIRE」と定義される状態です。

労働を完全にやめる「完全リタイア」とは異なり、リタイア後も労働所得が入るほか、完全に労働から卒業するよりも、仕事をすることで生活にハリが出て、心身の健康のためにもよいかもしれません。

 

FIREタイプ3:仮面FIRE(会社に依存しない会社員)

FIRE の3型の最後は、私の造語である「仮面FIRE」です。
あなたがいま受験生だとします。残念ながら第一志望の大学に落ちてしまった場合、どのようなことを考えるでしょうか。第一志望ではないけれど、すべりどめで受験した大学に入学する人、翌年の再チャレンジを誓って浪人生活に突入する人、まれに、合格した大学に入学はするものの、仮面浪人(大学生をしながら来年の受験に備える)をするという人がいます。大学生をしながら翌年の受験に備える仮面浪人のメリットは、たとえ翌年の受験で再び不合格であっても、大学生という立場は守られる点にあります。

ここで再びFIREの定義について考えます。
「仮面FIRE」は、早期リタイアする上で十分な資産や副業収入があるものの、「今の会社の仕事が好きだから」「万が一の保険として会社員を続ける」などの理由で、FIREできる状態を保ちながら会社員を続けることを指します。仮面FIREの強みは、生活を維持できるほどの副業収入や資産がすでにあるので会社に依存していない、「会社が倒産したら……」など不測の事態におびえる必要がないことです。私自身、現在、本業収入を大きく超える副業収入があり、「仮面FIRE」の状態といえます。

 

【次ページ】なぜ「仮面FIRE」がオススメ?その理由とは…!

会社に依存せず、達観できる!

仮面FIREについて、私の実体験をもとにメリットについて考えてみましょう。この本を執筆している時点は、2020年末、
「コロナ不況」の真っただ中です。12月といえば多くの会社員が楽しみにしているボーナス期ですが、私が在籍する会社もコロナ不況のあおりを受け、当初予定されていた「月給2.4か月分のボーナス」は支払われず、実際に振り込まれたボーナスは「月給1か月分」でした。

同僚たちからは「やってられない」「ふざけるな!」という声が聞こえました。しかし仮面FIREをしている私は、そもそも収入を会社に依存していません。確かにボーナス減少は悲しくはありますが、「まぁコロナだし仕方ないよな」と達観することができました。

 

人間関係のストレスが減る!

仮面FIREのもうひとつの魅力は、職場のストレスがどんどん減っていくことです。会社員が職場の人間関係に悩まされる大きな要因は、「ストレスを感じても環境を変えられないから」です。

一方で仮面FIREの状態だと、「いつでも辞められる」という気持ちの余裕があるため、「嫌いな人とはかかわらない」「行きたくない飲み会には行かない」など選択の自由が生まれます。職場の人間関係を一歩引いて見ることができて、「またあの人なんか言っている……(苦笑)」とやり過ごすことができ、おおらかに生活することができます。

このように職場におけるストレスを格段に減らすことができる“仮面FIREの民”である私にとっては、「わざわざ会社を辞める必要がない」「今の職場で仲間と話すのが楽しい」ために、早期リタイアする理由がなくなってしまったのです。

 

 

仮面FIREには「税制上のメリット」が!

あなたが新社会人として働き始めて初任給をもらった時、どのような感想を持ったでしょうか。「初めての給料だ!」と感動した人、「これで親をディナーに連れていくぞ」と思った人、初任給に対する思いはさまざまだったことでしょう。私自身の初任給に対する感想は、「手取りってこんなに減るの⁈」というものでした。ここでは、手取りを減少させる大敵について考えてみましょう。

サラリーマンは、源泉徴収というかたちで所得税・住民税・社会保険料が天引きされています。
たとえば年収400万円の会社員の所得税天引き額は年間9万円、住民税天引き額は18万円、一方、厚生年金や健康保険などの天引き額は年間58万円、給与の多くが社会保険料として引かれています。「手取りの減る原因は税金じゃない⁈ こんなに社会保険料って高いの?」と思った人もいることでしょう。

しかしここで注意したいのは、通常は、会社員であるあなたが払っている社会保険料は半額のみ、残りの半額は会社が負担しているのです。一方、会社に属していないフリーランスや自営業者は、会社員に比べて2倍の社会保険料を支払っています。

画像はこちらから( https://otonasalone.jp/230623/ )

出典『めざせFIRE!知識ゼロから経済的自由を勝ちとる』(ぽんちよ著)

ここで仮面FIREに話を戻しますが、もし副業でしっかり稼ぎ、経済的自由を達成している仮面FIRE会社員が、早期リタイアして今後は副業を本業としてフリーランスの生活を始めると、社会保険料はどのようになるのでしょうか。まず会社に帰属しないため、社会保険料は「会社+自分の折半」ではなく、一人で納める必要があります。

もうひとつ重要なのが、現在の社会保険制度は、「本業の収入から社会保険料を算定」することになっています。「本業20万円+副業50万円」の収入を持つ仮面FIRE民は、「本業20万円に対する社会保険料計算」が適用されます。このような仮面FIRE民が独立した場合、収入は「本業70万円」になり、「70万円に対する社会保険料」を支払う必要があります。このため、会社員時代よりも副業の手取り額が大きく減少します。

このような背景から、副業で大きく稼ぐ仮面FIRE民にとっては、「会社に在籍することで社会保険料を安くするメリット」を享受できるため、会社員の立場というのは「社会保険料の隠れみの」という側面があります。

 

FIREのために必要な資産額って?

FIRE後の働き方に焦点を当て、「完全リタイア〈切り崩し型〉&〈不労所得型〉」「サイドFIRE」「仮面FIRE」を定義しました。ここでは、それぞれのFIREでどのくらいの資産が必要かを計算してみましょう。

まず「完全リタイア〈切り崩し型〉」では、早期退職後は一切の収入源がなくなるため、「退職後の年数×年間生活費」が必要です。仮に毎月の支出が30万円の場合、年間支出は30万円×12か月=360万円、もしあなたが35歳で早期退職したとすれば、退職後の人生を50年と見積もり、360万円×50年=1億8000万円が必要です(計算上、年金受給は除外します)。

参考までに、『ユースフル労働統計2019-労働統計加工指標集-』が発表した大学・大学院を卒業し、フルタイムで60歳まで働いたサラリーマンの生涯賃金は、男性の場合は約2.7億円、女性の場合は約2.2億円です。ここでいう生涯賃金は総支給額であり、手取り換算では20~30%ほど目減りするため、生涯手取り賃金は男性で約2.3億円、女性で約1.6億円となり、「完全リタイア〈切り崩し型〉」の目標である1億8000万円の蓄財がいかに困難かがわかります。

もし「完全リタイア〈切り崩し型〉」を目標にするのであれば、「株で一発当てて大儲け」「事業を当てて、その後に事業売却」など、通常のサラリーマンではなしえないような手段をとるほかありません。

このような再現性のない「完全リタイア〈切り崩し型〉」のFIREは目指しません。私がおすすめするFIREは、ふつうのサラリーマンにとって再現性があり、早期退職後も「不労所得」「労働(副業)所得」のいずれか、または、その両方の収入源があるFIRE です。本書の定義では「完全リタイア〈不労所得型〉」「サイドFIRE」「仮面FIRE」がこれに当てはまります。
これらのFIREを実現するために、「株で一発当てる」必要はありません。その代わり、私がFIREに至るまでに行ってきた「投資」「節約」「副業」が必要不可欠なのです。

 

 

画像はこちらから( https://otonasalone.jp/230623/ )

書名:めざせFIRE! 知識ゼロから経済的自由を勝ちとる 著者: ぽんちよ 著 ISBN:9784074477937 出版年月日:2021/05/31 定価:1,540円(税込) 電子書籍あり

関連リンク

  • 6/22 7:00
  • OTONA SALONE

スポンサーリンク

記事の無断転載を禁じます