「あだ名はカッパ、生徒にもからかわれた」20代でハゲた男の人生が好転したワケ

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 海外では“色気”としてもてはやされる薄毛も、日本では馬鹿にされることが多い。当事者も隠すことばかり考えて、見せることには無頓着だ。しかし、そうした中にも魅力的なハゲとして生きる者がいる。そんな彼らの声を聞きながら、“ダメハゲ”から“イケハゲ”になる術を探っていく。

◆薄毛を受け入れて明るく生きる“イケハゲ”を直撃

「生やすことが正義」「ハゲにモテる資格はない」など、髪の毛が薄いことに劣等感を覚えて縮こまり、自信を失ってしまう男性は少なくない。そんな彼らとは対照的に、頭を“個性”として光らせた人たちがいる。

 都内の高校で社会科教師を務める永岡達也さん(35歳)もその一人だ。自身をハゲだと認識したのは、今から10年ほど前にさかのぼる。当時をこう振り返る。

「冬の寒さが厳しい日に、仕事帰りで疲れていたので、電車のシートに寄りかかったら頭に窓の冷たさがダイレクトに伝わってきたんです。もともと、おでこは広かったので前からハゲると思っていましたが、まさかてっぺんからくるとは。悲しくなりました」

 その後、伸ばした髪で薄い部分を覆うなどして抗い続けた。だが、「なんか今日さらにハゲじゃね」と女子生徒にからかわれ、放課後に階段を下りていると背後からシャッター音が聞こえたことも。友人に“カッパ”とあだ名をつけられ、隠そうとするほどハゲは際立った。なかなか過酷な20代だった。

「イジられてツラいときもあるし、昔のように髪形でカッコつけられない。仕事以外は帽子を被り、地毛が見えないようにしていました」

◆丸刈りで人生が好転

 そんな永岡さんに転機が訪れたのは昨年3月。コロナ禍で高校の卒業式が縮小され、落ち込んでいる学生を勇気づけようと思い切って丸刈りに。その姿に教え子たちは驚き、笑ったという。さらに、昨年8月に開催された薄毛の人を集めた大会「NOHAIRオブ・ザ・イヤー2020」でグランプリを受賞し、日本で今、もっとも輝いているハゲになった。

「他人から認められ、丸刈りが自分に似合うとわかったことでハゲに苛まれなくなりました。過去に縛られず、何もしないと開き直るのでもなく、見せるために前に踏み出せば、あとは勝手にことが好転していくんだなと実感しました」

 隠し切れないならさらけ出す。これだけで道が開けることもある。

<取材・文/週刊SPA!編集部>

―[イケてるハゲの極意]―


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  • 日刊SPA!

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