【簪】←これの読み方は?ヒントは4文字!
今回紹介する難読漢字は、「簪」です。
女性の方はとくに馴染みがあるアイテムですが…。
さっそく、読み方をチェックしていきましょう。
(1)「簪」の読み方
「簪」は「かんざし」と読みます。
とくに、江戸時代や少し昔の女性が使っていた物だというイメージが強いですね。
しかし最近でも、髪をまとめたり飾りとして使う女性もいるかもしれません。
誰でも一度は耳にしたことがある言葉でも、漢字にすると難しいですね…。
次は、「簪」の由来や歴史を紹介します。
(2)「簪」の歴史
簪は、古くから女性の髪を彩るアイテムとして重宝されてきました。
何と、その起源は縄文時代にまでさかのぼります。
縄文時代には、先がとがっている棒には呪力が宿るとされていました。
髪に細い棒を通すことで邪気を払い、魔除けになると信じられていたんですね。
このとき魔除けとして使用していた棒を、「髪さし」と呼んでいたことから「かんざし」という言葉ができたとも言われています。
奈良時代には中国から髪を梳く櫛や髪留めが伝えられ、これらも当時は「簪」と呼ばれていました。
そして、時が進み江戸時代になると、簪の種類やデザインも増えていきます。
花びらをモチーフにした「花簪」や「玉簪」など、身分を問わず女性の必需品として愛されていました。
いつの時代も、女性はおしゃれを楽しんでいたんですね。
(3)「簪」を送る意味は?
男性から女性に簪をプレゼントするのには、特別な意味が込められています。
江戸時代にはプロポーズの際に簪を送る男性もいたほどです。
簪には、「あなたを守ります」といった意味や魔除けの意味が込められています。
一生添い遂げてほしいという強い気持ちから、昔の男性は簪をプレゼントに選んだのでしょう。
今でいう指輪のような存在だったんですね。
簪には、とってもロマンチックな意味が込められています。
今回は、「簪」の読み方や意味、由来を紹介しました。
身近なアイテムでも読み方や由来までは知らない言葉が多いですね。
他にも気になった言葉があればぜひ調べてみてくださいね!
(liBae編集部)