究極の手抜き「そのまま豆乳プリン」の作り方。ダイエットおやつにね
やせたいなら、おやつは手作りがベスト。わかっているけれど、面倒は大嫌い。相反する思いに悩むのはもうおしまい!
『もっと!魔法のてぬきおやつ』には、オーブン不使用でダイエットにも役立つ手抜きおやつが75品も紹介されています。料理研究家のてぬキッチンさんの著書は累計25万部にのぼり、料理レシピ大賞2020(お菓子部門)の大賞も受賞しているのです。
◆手は抜くけれど、おいしさには妥協なし
本書をめくるだけでも、さすがの手抜きっぷりで、「材料は最大で5つ」「粉ふるいがなくてもOK」「材料の入れ物も使っちゃう」etc、道具も洗い物も削減。
手は抜いても、手作りには変わりありません。手作りしている、という意識が生活と心を豊かにしてくれるのです。さっそく、らくちんでヘルシーなおやつをご紹介しましょう。
◆無駄もはぶく、容器をそのままレシピ
料理もめんどうくさいけれど、準備もめんどうくさい。究極にラクしたい、でも手作り感も出したい。そんなわがままを叶えたのが、「容器そのまま作っちゃう」レシピです。シンプルなのにとびきりおいしい! とくれば作るしかありません。
☆そのまま豆乳プリン
材料(豆乳飲料200CCパック1本分)
豆乳(「マルサン豆乳飲料カロリー50%オフ」を使用) 200CC
粉ゼラチン 4g
作り方
1. パックから豆乳飲料100CCを取り出し、耐熱容器に入れる。電子レンジで1分10~20秒加熱し、熱いうちに粉ゼラチンをふり入れ、手早く混ぜて完全に溶かす。
※溶けない時は追加で5~10秒ずつ加熱して混ぜる。
2. 1をパックに戻す。開け口を手でしっかり押さえ全体が混ざるように振り、冷蔵庫で2~3時間冷やし固める。
※パックに戻す時は火傷に注意。
※甘さ控えめなのでお好みで砂糖小さじ1~2を追加してください。
人気おやつ第3位にも輝いた「そのまま豆乳プリン」。まさかの豆乳パッケージから、羊羹さながらの形状でプリンが登場。美容にも健康にもいい豆乳ですが、飲むと食べるでは満足感が違います。同じカロリーで満足感を得たいなら、断然食べるほうに軍配が上がるでしょう。気分転換や食後の口なおしに、こんなひんやりおやつがうれしいですよね。
◆豆腐がガトーショコラに変身
豆腐に卵、安くて栄養満点な食材は冷蔵庫のレギュラー要員。そこにチョコレートとホットケーキミックスを加えるだけで、ガトーショコラが完成するのです。砂糖は一切使っていないのがポイントです。
☆ヘルシー豆腐ガトーショコラ
材料(アルミカップ6個分)
チョコレート 100g
絹豆腐 100g
卵 1個
ホットケーキミックス 50g
作り方
1. 耐熱ボウルにチョコレートを割り入れ、電子レンジで1分ほど加熱する。
2. 余熱で完全に溶けるまで、泡立て器で混ぜる。
※溶けない時は追加で5~10秒ずつ加熱して混ぜる。
3. 豆腐を加え、泡立て器でなめらかになるまでよく混ぜる。
4. 卵を入れて混ぜる。
※甘さ控えめなので好みで砂糖を追加する。
5. ホットケーキミックスを入れてさっくりと混ぜる。
※混ぜすぎないよう注意。粉っぽさがなくなったらOK。
6. アルミカップに生地を等分に入れて、トースターで10~13分焼く。
※オーブンの場合は天板にのせ、180℃に予熱して10分ほど焼く。
「ラップで包んで1日置くとしっとりします。冷蔵庫で冷やすとずっしりとした重めの食感になり、これもまた美味しいです!」と本書。こういっては何ですが、冷蔵庫に余ってそうな食材でできちゃうのが嬉しいですね。
======
本書に載っているのは、極限まで手を抜きつつもおいしさには妥協しない、さらに時短、節約まで考慮したレシピばかり。一度やってみたかったフライパンで作る「夢のフライパンビッグプリン」や、マシュマロと牛乳でできちゃう「おうちでソフトクリーム」等、家族で楽しめるレシピも忘れていません。
簡単、おいしい、ダイエットにも効果ありな1冊、これって本当に魔法かもしれませんよ。
―小説家・森美樹のブックレビュー―
<文/森美樹>
【森美樹】
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)を上梓。Twitter:@morimikixxx