「2階建てバスを運転していたことを忘れていた」ベテランドライバーが陸橋に激突(スコットランド)

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事故が発生したのは昨年8月17日、スコットランドのグラスゴーから南東にあるオーヴァータウンに向かってバス会社「First Bus」の2階建てバスが走行していた。

運転していたのはキース・ライヴズ(Keith Ryves、60)。キースはベテランドライバーであり、過去29年間は一度も事故を起こしていない優良ドライバーだった。

しかしこの日、キースは陸橋の下を通過しようとした際に、2階建てバスの高さを見誤って衝突してしまった。

事故直後のバスを撮影した写真には2階部分に橋の部品が引っかかっており、座席部分は無残な姿になっている。問題の陸橋は小さいもので、一目見れば2階建てバスなど通過できるような高さでないことが分かる。

当時、幸いにも2階部分に乗客はおらず、1階部分にいた乗客の1人が鼻血を出す怪我をしたと報道された。

先日この事故の裁判が開かれ、キースは「1階建てバスを運転していると思っていたが、不運にも運転していたのは2階建てバスでした。一瞬だけ集中力を欠いてしまったのです」と述べた。

キースは普段、1階建てバスの運転を担当していたという。その後、パンデミックの影響で一時解雇の状態にあったが、復帰すると乗務員の人数の関係で珍しく2階建てバスを運転していた。

キースは陸橋の近くに高さ制限の表示があったことを認めたが、「1階建てバスなら通過できる高さだった」と主張している。

担当検察官のクロエ・オハラさん(Chloe O’Hara)は「単に車両の高さを忘れただけで乗客を危険に晒すというのは、到底受け入れられることではありません」と今回の事故についての見解を述べた。

なお今回の事故によりキースは490ポンド(約76600円)の罰金が科せられ、交通局より停職処分を受けた。また免許証には8ペナルティポイントが加算された。ペナルティポイントは12ポイントになると半年間の免許停止となるため、キースは免許停止を免れたことになる。

キースの弁護士であるフィリップ・コーヘンさん(Philip Cohen)は「今回の事故は彼がドライバーとしてのキャリアを再開するつもりがないほど、彼にとって酷い経験となりました」と明かしている。

画像は『Glasgow Live 2021年10月20日付「Glasgow bus crashes into bridge after driver forgets it’s a double decker」(Image: Daily Record)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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  • 10/28 16:49
  • Techinsight japan

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この記事のみんなのコメント

1
  • いち(

    11/1 10:08

    ?スコットランドでは目的地までのルートは運転手任せなんか?

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