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【京都土産】「おたべ」の新作が今までと違いすぎる! まるで餅のような『ふわふわおたべ』を食べてみた

京都土産のド定番、おたべ。京都へ行けば、大体の人が買って帰るのではないか。昔からずっと変わらずあるおかげで、安心して自分で食べることができ、人にも配れるというものだ。

しかしここ最近のおたべは、かつてない姿に変容しているとの情報をキャッチした。一体どういうことかと売り場に走り、そこにあったのは…… “ふわふわ” おたべだとっ……!?? 

・着想から12年

名前がすべてを物語っているので想像が付くだろうが、そうなのだ。どうやら、これまでにない、ふわっふわなおたべが爆誕したようである。

着想から12年をかけ、特に食感と色にこだわった商品であるとのこと。従来のおたべはムキュっとした噛み心地が美味しくてクセになるが、ふわっと感は薄い。

そうは言うものの、明らかに違いが分かるほどふわふわなのだろうか。これは確かめるしかないと、京都駅にある店舗に向かった。

2025年3月14日に発売されたばかりということもあってか、店頭の一番目立つところに『ふわふわおたべ(5個入り、税込756円)』は積まれていた。記者のほかにも手に取る人が多数で、レジで聞くと完売している店舗もあるという。

ふわふわには求心力があるよなと納得しつつ、食感を従来のものを比較するため、通常版のひと口サイズおたべ「こたべ」も併せて購入し帰路についた。

・羽二重餅や雪見だいふくに近い

『ふわふわおたべ』のキャッチコピーは「天使も驚く、ふわふわ食感。」であるらしい。しかし天使も驚くと言われてたところで、天使の感覚がわからないから想像できないよ……とひとりごちながら箱を開ける。

ふわふわおたべは個包装されていて、その上トレイの中に入れられているようだ。えらく大切に扱われているではないか。スペシャルなおたべであることが、びしばしと感じられる。

袋から出して眺めると、まず皮の分厚さに驚く。こんなにぷくぷくしたおたべは見たことがない。手で持つと確かにふわっふわ、そしてもちっとしていて、しっかり支えていなければ落ちてしまいそうな感覚に陥る。

重力に逆らえないおたべ、という感じだ。「こたべ」と比べてみると、こたべが小さいという点を差し引いても、とにかく肉厚。通常版の約2倍とのことだが、それ以上のボリュームを感じる。

ずっと触っていたいような肌触りの良さだが、そうも言っていられないので食べてみると、なるほど。これは、めっちゃふわふわな “餅” ですね。羽二重餅や、雪見だいふくに近い感じがある。

食感が心地よくて、いつまでも口の中にいてほしい。このふわふわの秘密はメレンゲらしく、生地を作り、メレンゲを入れて空気を含ませることで生じているとのこと。

企業努力だなあと感心しつつ食べていると、餡にもやや特徴があることに気付く。噛み心地がむちゃっとしていて、味はちょっと洋風というか、これは何だろう。

わからなかったのでサイトを覗くと、どうやらこしあんにバターをプラスしたものが正体であるようだ。ふわふわに良く合っていて、ありそうでなかった味わいで美味しい。

色も強くこだわったそうだが、言われてみればこれほどまでに真っ白いおたべは初めて目にする。ますますふわふわ感が醸(かも)し出されているし、なにより奇麗だ。

ニッキが効いた従来のおたべも大好きだが、これはまた全くの別物であると感じた次第。チャンスがあればいつものおたべと併せて購入し、その違いを楽しんでほしい。

どっちも違ってどっちも美味しいが、『ふわふわおたべ』はまるで餅。今までにないおたべであることを約束する。

参考リンク:ふわふわおたべ

執筆:K.Masami

Photo:Rocketnews24.

2025/3/19 11:00

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