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社員数30名のゲーム会社に毎月応募が殺到!“遊び”が評価される会社ーーヴァンパイア株式会社が選ばれる理由と代表・加藤洋平の経営戦略

“働く”の価値観を変える。ヴァンパイア株式会社が創る新しい企業文化

日本の労働市場が売り手市場といわれる中、社員30人規模の企業に毎月10名もの応募が集まっています。そんな注目の企業が、大阪に本社を構える「ヴァンパイア株式会社」(以下、ヴァンパイア)です。ユニークな社風と、加藤洋平代表(以下、加藤代表)の独自の経営理念が、多くの求職者を惹きつけています。今回は、同社のスローガン「遊んでたら褒められた」に込めた思いや、加藤代表が目指す会社の姿についてお話を伺いました。

事業部解体の危機から独立へ──ヴァンパイア創業秘話

ーー加藤代表のキャリアについて教えてください。

20歳の頃、大学在学中にWebデザイナーを志して、IT企業でアルバイトを始めたのが、Web業界に飛び込んだきっかけです。そこでは、Web制作やデザインだけでなくマーケティングについても理解を深めました。その後、モバイルコンテンツの監修などを担当したのち、2011年に前職である株式会社ジョイントメディアに入社し、2012年にヴァンパイアの前身となるデジタルコンテンツ制作部を立ち上げました。

ーーデジタルコンテンツ制作部を立ち上げたきっかけを教えてください。

当時、私はゲームプランナーをしていました。自分の関わった事業については、売上を伸ばすことができたものの、手を離せばまた売上が落ちる、そんな状況に苦慮していました。そんな時に、取引先から「イラストを作れないか?」という依頼が来たんです。これをきっかけに「イラスト制作を中心にした事業を立ち上げたい」という思いが強くなり、会社に言わずに事業部を名乗って動き始めました。やがてゲーム会社からもイラスト制作の依頼が舞い込み、そこで本格的に事業部を立ち上げ、事業が回り始めました。

ーーヴァンパイアを立ち上げたきっかけを教えてください。

デジタルコンテンツ制作部は順調に成長していましたが、会社の事情で事業部解体を求められました。そこで「自分たちのチームを守りたい」という強い思いから独立を決意し、MBO(マネジメント・バイアウト)という形で、13人のメンバーと共に「ヴァンパイア株式会社」を設立しました。

(創業メンバーと加藤代表)

ーー立ち上げに当たって、苦労した点も多かったのではないでしょうか。

正直、立ち上げは本当に大変でした。資金面の不安もありましたし、事業を軌道に乗せるまではとにかく必死でした。でも、私には「このチームを守りたい」という思いがあったんです。当時のメンバーには、一緒に働きたいという意味を込めて「自分と結婚してくれないか」と伝えていました。そんな風に言えるくらい、社員はただの仲間ではなく、家族のような存在です。だからこそ、みんなが安心して働ける環境を作りたいという思いがありました。

イラストからBARまでーーヴァンパイアが展開する4つの事業

ーー社名である「ヴァンパイア」の由来を教えてください。

ヴァンパイアは、昼には弱いけど、夜には最強になるモンスターです。自分の周りには、日の目を浴びないクリエイターが多くいます。しかし、その人たちは、太陽の下で頑張っていてうまく行かないだけで、自分が活躍できる場所を見つければいいのではないか、この会社がそんな人たちの生きる場所になれればいいのではないかという思いを込めて、この名前を付けました。

ーー現在は、どのような事業を行っていますか。

現在、ヴァンパイアでは以下の4つの事業を展開しています。

「グラホリック事業」では、ゲーム業界向けのイラスト制作を中心に、2Dモーション、サウンド、映像など、多岐にわたるアートの受託制作を行っています。「スタジオ事業」では、ゲーム以外のオリジナルコンテンツの企画・制作・販売を手掛け、漫画や音声作品など、特に女性向けコンテンツを中心に展開するBtoCモデルの事業を推進しています。

また、「ゲーム事業」では、代表作『狂気より愛をこめて』の開発・ライセンシングを行うとともに、新規ゲームやボードゲームの開発にも取り組んでいます。さらに、「オフライン事業」では、Café&BAR「ヴァンパイアサイド」の運営をはじめ、レンタルスペースやギャラリー事業などを展開しています。

(Café&BAR「ヴァンパイアサイド」)

ーー事業を展開する上で、大切にしていることはありますか?

現在の4事業に限らず、社内では常に新しいことに挑戦できる環境を大切にしています。これまでにも数え切れないほどの事業に取り組み、その中には失敗したものも、もちろんあります。でも、メンバーが「やってみたい!」と言ったことは、実現できる可能性がある限り、できるだけ形にしてあげたいと考えています。

働き方に縛りなし! クリエイターが輝くヴァンパイアの企業文化

ーースローガン「遊んでたら褒められた」に込められた思いは?

「遊んでたら褒められた」は、自分が幼い時からずっと感じていることの一つです。働く中で、嫌な仕事をして、怒られた経験がある人も多いと思います。私自身は、やりたいことをやることで成果を出してきた経験がありますし、楽しいことをしているときこそ、最高のパフォーマンスを発揮できると思っています。

このスローガンには、そんな楽しい感覚や仕事のやり方をメンバーはもちろん、世の中にも広めていきたいという思いを込めています。

ーー「遊んでいたら褒められた」を体現するために、どのような社内制度がありますか?

ヴァンパイアには「遅刻の概念」がありません。働き方の自由度がとにかく高く、フルリモートのスタッフもいて、顔を見たことのない仲間もいるほどです。朝礼や会議は参加したい人だけが参加して、日報を書くか書かないかも自由です。定休日も個々の事情に合わせて変更可能で、子育てとの両立を考えて平日休みにしているスタッフもいます。

珍しい取り組みとしては、同業の副業も可能にしています。会社としては売れるものを作らなくてはいけないですが、個人のクリエイターとして作りたいものを作ってほしいという思いがあり、それぞれのスタイルややりたいことを尊重する文化が根付いています。

私自身が重要視している概念で、「人は苦痛には耐えられるが、快楽には抗えない」という言葉があるのですが、この言葉の通りに楽しいからやめられない!という状態になれば理想だと考えています。

ーーそんな社内風土の中で、ユニークな働き方をしている方はいますか?

そうですね。たとえば、以前社内でSNS投稿を担当していたメンバーの一人が、今はCafé&BAR「ヴァンパイアサイド」の幹部スタッフとして活躍しています。彼女は当時から自分のX(旧Twitter)でも毎日コツコツと発信を続けていて、その姿勢や努力は社内でもよく知られていました。

個人での発信は、一見、企業の仕事とは直接関係ないように思えるかもしれませんが、私たちは彼女の「やりたいこと」を心から応援していました。結果、彼女の投稿がなんと374万リーチを獲得するほど大きくバズったんです。その様子を目の当たりにしたときは、自分のことのように嬉しかったですね。

×

(バズったメンバーの投稿)

ーースローガン「遊んでたら褒められた」に惹かれて応募する求職者も多いそうですね?

社員30人規模にもかかわらず、毎月10人前後の応募をいただいています。独自の社風や自由な働き方に惹かれる人が多いのだと思いますが、「遊んでいたら褒められた」というスタンスに共感してくれるクリエイターが集まってくれているのは、本当にありがたいことだと感じています。

“何も変わらない会社”を目指して──ヴァンパイアが目指す未来

ーーヴァンパイアの今後の事業展開を教えてください。

2025年に、ベビーカステラ事業をスタートする予定です。今後は、「ヴァンパイアブランド」をより確立するために、新たな挑戦をしていきます。その一環として、ヴァンパイアをテーマにしたショー・レストランの展開を構想中です。さらに、宿泊施設などを備えた「ヴァンパイアストリート」をつくり、働く人・遊ぶ人・住む人が共存できる新しいコミュニティの実現を目指しています。

さらに、漫画を自社で制作してパブリッシャーとして販売を行っていく事業も展開していきます。これは、メンバーが興味を持ち、楽しみながら取り組める事業として立ち上げました。こういった事業をさらに展開することで、メンバーのやりたいという思いを叶えていきたいと思っています。

ーーヴァンパイアをどんな会社にしていきたいですか。

会社がスケールしても「何も変わらない会社」が理想です。

規模が大きくなっても、私たちが大切にしてきた「楽しさ」と「自由」の文化は変えたくありません。メンバーそれぞれがやりたいことを追求できる環境を提供し続けることで、クリエイターが最大限の力を発揮できる場を作りたいと思っています。

私にとって、会社は単なるビジネスの場ではなく、仲間とともに夢を実現する場所です。だからこそ、楽しさを忘れず、挑戦を続ける姿勢を持ち続けたいんです。どれだけ大きくなっても、ヴァンパイアの根幹にあるこの思いは変わりません。

ヴァンパイア株式会社は、「遊んでいたら褒められた」のスローガンのもと、ユニークな取り組みを通じて唯一無二の社風を築いています。この独自の空気感こそが、多くの求職者を惹きつける最大の魅力なのかもしれません。

【会社概要】

会社名:ヴァンパイア株式会社(Vampire K.K.)

所在地:大阪府大阪市中央区東心斎橋一丁目13番11号 クイント心斎橋ビル401号室

代表者名:加藤 洋平

事業内容:

・アセット制作

・ SNS関連事業

・ ウェブ制作

・ オンラインライブ・セミナー

・ ゲーム企画・開発

・ ライセンシングサービス

その他、上記に附帯する業務

ホームページ:https://vampirekk.com/about

公式X:https://x.com/vmpkk

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2025/3/19 11:00

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