部下を労わらない上司も存在する。心無い言葉を掛けられ、何十年も経っても忘れられない人もいるようだ。愛知県に住む60代女性はかつて派遣社員として働いていた。だが更新時、子どもが小学校に上がったことによって仕事と育児の両立がしづらくなり、辞めることに。その時に上司に言われた言葉が衝撃的だったという。（文：真鍋リイサ）

「孫の代まで呪ってやろうかと思いました」

育児が理由の退職はやむを得ないだろう。しかし上司は労いの言葉もなく、

「主婦のくせに派遣なんかやるな！　その辺のスーパーのレジでもやれ！」

と暴言を吐いたそうだ。傷つけられた女性が、「孫の代まで呪ってやろうかと思いました」とこぼすのも無理もないだろう。

神奈川県に住む30代女性（医療・福祉・介護／年収550万円）も上司に信じられないことを言われたそう。

「『お前はロクな男と付き合った事がないからこうなんだ』直属の上司でない方に、ご指導いただいていた時に出た一言」

仕事に関係のないプライベートなことを指摘されるとは意味不明だ。女性はそのことを「直属の上司」に報告したが……

「翌日直接の上司にご指導いただいた内容を報告しようとしたところ、うまく言葉がまとまらず『お前は～』を言われた話からはじめました。そしたらその上司は『大正解』と言ってその場を去っていきました」

これでは上司もセクハラ発言をした本人と同罪だろう。コンプライアンスを扱っている部署などに相談した方がいいのではないか。

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