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軽自動車がいきなり飛び出してきて衝突寸前に。危険運転を繰り返す“小柄な人物”の正体に驚き

 人は見た目では判断できないとよく言われますが、日常生活の中で驚くべき光景に遭遇することは少なくありません。今回の取材では、都内の幹線道路で目撃された激しいあおり運転の一部始終をお伝えします。

◆いきなり飛び出してきた軽自動車

 内装業を営む織田さん(仮名・49歳)。ここ最近のリノベーションブームで、関東一円の内装を手がける多忙な日々を送っています。その日、事務所のある登戸から世田谷通りを経由して都内の現場へ向かっていました。

「大きな幹線道路に出てしばらく走っていたのですが、土曜日の朝ということもあり、交通量は比較的少なかったです。しばらく走った後、いつも立ち寄るコンビニでホットコーヒーを購入しようとしたら、目の前に軽自動車が突然飛び出してきたんです」

 織田さんは瞬時に右にハンドルを切り、衝突を回避しましたが、その軽自動車は特に謝罪することもなく、織田さんの後ろをゆっくりと走行していたそうです。

◆腹の虫がおさまらなかったのでつい…

 その後、互いに一番左車線を走行していると、織田さんは次第に軽自動車に対して不満を抱くようになりました。

「何か不審な点があります。私の車の後部窓は非常に濃いスモークが施されているため、運転手の顔がほとんど見えません。私の経験から言うと、このような状況では通常、非がある方はスピードを落とし、後方に埋もれてしまうことが多いのですが、この軽自動車はまるで一定の距離を保ちながら、ぴったりと後ろに付いてきているように感じました。その様子には不気味さすら覚えました」

 織田さんは、相手の反応を探るために、意図的に速度を変えたり、少し蛇行したりして、威圧的に運転してしまったそうです。

「自分の運転が明らかにあおり運転であることは理解しています。しかし、どうしても気持ちが収まりませんでした」

◆信号待ちで我慢の限界を迎える

 一定の車間距離を保ちながら追従する軽自動車に、ついに我慢の限界に達した織田さんは、行動を起こすことにしました。

「走行中に怒りが増してきたので、赤信号で停まった際に文句を言おうと車を降りたのですが、その瞬間に得意先から電話がかかってきて、未遂に終わりました。ただ、降りた時にちらっと軽自動車の運転手が見えたのですが、なんとなく小柄な印象を受けました」

 電話を終えた織田さんは、信号が青に変わったため、仕方なく車を発進させました。その後、前方が空いてきたので、少し速度を上げて軽自動車を引き離そうとしたそうです。

 しかし、その軽自動車は、一定の距離を保ちながら、再び同じように付いてきたのです。

◆あおり運転で捕まっても構わない

 軽自動車のしつこい追尾はその後も続き、苛立ちが増す一方の織田さん。

「仕事中でなければ、どこかのコンビニに立ち寄って文句を言うこともできたのですが、無駄に時間を使いたくなかったため、余計にストレスが溜まりました。そのうち『もう捕まってもいい!』と思うようになり、ちょうど前方の信号が黄色から赤に変わるタイミングで、かなり手前でブレーキをかけました。

 すると、突然右後方から高いエンジン音が聞こえ、私の車を一瞬で抜き去り、前に出た瞬間にスピンターンを決めたのです。しかも、ヘッドライトに照らされた運転者はなんとかなり年配の女性でした」

 数秒の出来事でしたが、その後軽自動車は織田さんに向かって走り出し、再びスピンターンをして猛スピードで目の前から消えていったそうです。

「まさか年配の女性が運転しているとは思いもしませんでした。ただ、あの運転技術は並外れたもので、カースタントでもやっているような腕前だと思います。苛立ちは一瞬で消え去り、もう一度あの運転テクニックを見たいと思うほどです」

<TEXT/八木正規>

【八木正規】

愛犬と暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営

2025/3/14 8:53

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