リヴァプールのアルネ・スロット監督は、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドがカラバオ決勝戦を欠場することを示唆した。13日、クラブの公式サイトが伝えている。

　リヴァプールは11日、チャンピオンズリーグ（CL）ラウンド16・セカンドレグのパリ・サンジェルマン（PSG）戦に臨んだ。2戦合計1－1のまま90分が終わり、延長戦に突入。それでも勝敗はつかずPK戦に移ると、リヴァプールは2回のPK失敗で敗戦し、ラウンド16で姿を消すことになった。

　この試合でスタメン出場を飾ったアレクサンダー・アーノルドだったが、70分にアクシデントが発生する。右サイドでタックルを仕掛けた際に足を痛め、交代を余儀なくされた。試合後の会見でスロット監督は、アーノルドの状態について「これは良い兆候ではない。スキャン映像を見た人の話や負傷の経緯を聞いたところ、状況は良くない。日曜日の試合に出場できたら驚きだ」と語っていた。

　リヴァプールは16日、カラバオカップ決勝戦でニューカッスルと対戦する。その試合に向けてスロット監督は13日、「トレントについては、まだ何かを言うには時期尚早だ」と、アーノルドの最新情報を伝えた。

　ケガの度合いによってはシーズン終了の可能性も伝えられていたが、イギリス『デイリーメール』は「カラバオカップ決勝のニューカッスル戦を欠場するが、深刻なケガはなく、今シーズンもプレーできることが期待される」と報道。一部で心配された程のケガではないと見解を示している。

　コナー・ブラッドリー、ジョー・ゴメスに続き、アーノルドまで負傷離脱となったリヴァプール。これにより、本職で右サイドバック（SB）を務める選手がゼロとなる。ニューカッスル戦では、PSG戦に続きジャレル・クァンザーが右SBで起用される見込みのようだ。