「お店の人も諦めたんだな」 キャベツ売場の看板に「泣けるのに笑った」「これは応援したい」
スーパーマーケット(以下、スーパー)の売り場では、多くのPOPや看板が目に飛び込んできます。
品物を手に取ってもらうには、店側のアピールが重要。どこになんの品物があるか、何がお買い得かといった情報が、所狭しと並んでいますよね。
中には、店員からの熱いメッセージが添えられているものも。その想いが強いほど、客は手に取りたくなるものです。
『スーパー側の限界を感じた看板』が話題に
2025年1月、スーパーの食品売り場で買い物をしていた、ちばちょごり(@chibachogori)さん。
野菜売り場の前を通ったところ、設置されていたPOPと看板を見て、「もう、お店の人も諦めたんだな」と感じたといいます。
品物を客の手に届けるため、発注をかけ、価格を設定し、陳列するなど日々奮闘しているスーパー。一体、何を諦めてしまったというのでしょうか。
売り場に掲示されていた、哀愁漂うPOPとダンボールの看板をご覧ください。
キャベツ売り場に置かれているのは、「トンカツの 肉より高い キャベツかな」という切ない川柳!
また、価格が記載されたPOPでは「ごめんなさい!ギブです!」という本音が明かされており、店側が努力の末ヒザを折ったことが伝わってきます。
昨今、全国的に高騰しているキャベツ。店側としても少しでも安価に設定すべく、試行錯誤を重ねてきたのでしょう。
ちばちょごりさんは、この写真をXに投稿。店側の努力が伝わってくるメッセージに、ネットでは多くの人から反響が上がりました。
・いやいや、頑張っている価格だと思いますよ!これは応援したい。
・ダンボールに書かれた一句の哀愁がやばい。内容は泣けるのに笑った。
・POPと看板の温度差が、じわじわとくる。お店側も頑張っているんだよなあ…。
写真を見た人たちからは「自分の地域では500円以上するから、これは安いほうだ」という声も多数寄せられています。
また農業関係者からは、「生産コストを考えると、これくらいが適正価格だと知ってほしい」と、理解を求める声も上がっていました。
農家と店舗は、さまざまな事情を踏まえた上で価格を設定しています。しかし円安に伴うコストの増加や、収穫量の変化などの影響で、値上げをせざるを得ない状況なのだとか。
今回の投稿を機に、消費者が懐の寒さを嘆く一方で、農家や店舗側も苦悩を抱えていることを、多くの人が認識させられたようです。
[文・構成/grape編集部]