ミカコちゃん:「ねぇねぇイシジマ、AM読者様の中で一番、ボディタッチの効能を確認したがっている女性って誰？」

担当編集I嬢:「ボディタッチして滑るのって怖いですよね」

効能って書くと、なんだか整体とかマッサージみたいですね。整体やマッサージで得られる効能は、肩こり・腰痛の緩和であったり、歪みの矯正であったり、癒し効果であったり色々です。おっ、癒し効果は男女間のボディタッチにも共通しているんじゃないかな。

更に男女間でのボディタッチには、癒しとは真逆の「刺激」って効果もあります。相手をドキドキさせることで、それを恋愛感情に繋げることが出来るのですから、こりゃ積極的にボディタッチを取り入れたいところですな。しかも！　

季節は冬真っ只中です。しかも1月は、1年でもっとも寒い1ヶ月！　夏場のボディタッチは、相手に嫌がられるばかりか、こっちだって汗だく状態でそんなことはしたくないです。そう考えると、ボディタッチは季節限定の恋愛テクニックと言えるでしょう。

このボディタッチ、相手に効いてる？

肝心なのは、勇気を振り絞って仕掛けたボディタッチ作戦が効いているのか否か、ですよね。良い刺激になっていたとしても、あえてポーカーフェイスを装う男性もいるでしょう。逆の意味でのポーカーフェイスも心配です。「馴れ馴れしいなぁ」とネガティブに捉えられていたとしても、相手がポーカーフェイスだと気付かずに触り続けてしまう危険性も大。それじゃ単なるエロ女になってしまいます。

思うに、キャバ嬢さんだったらボディタッチ効果の判断はカンタンなんですけどね。男性客の太腿にそっと手を置き、次回からの本指名やボトルに繋がれば、確実に効果アリってことなのでしょう。

では、キャバ嬢以外の女性は、仕掛けたボディタッチの効果をどうやって確認したらいいのでしょうか？　おっと、その前に！　ひとくちにボディタッチと言っても色々です。なのでまずは、ボディタッチの種類から把握しておきましょう。

ボディタッチの主要な3種類

身体の部位ごとに分けるとわかりやすいかな。１番ハードルが低いのは、腕や肩などの「上半身」でしょう。「ねぇねぇ」など呼びかけと共に、さりげなく触れる方法です。

次いで中級コースは、髪や頬など「頭部」を攻めることになるのかな。「ゴミついているよー」とかであれば、髪に触れるのも不自然にはならないので何とか出来るそうですね。

そして上級コースは、言うまでもなく「下半身」でしょう。キャバ嬢さんを真似て太股に手を置くのは一般女性にとっては相当難しいかと。太股が難しいからと言ってチンタッチするわけにもいかないですからね。って言うか、チンタッチのほうがもっと難しいか……。

ボディタッチ後は男性のここをチェック！

今こそ全ての日本国民に問います。

ボディタッチの効果を確認するには、どの点に着目すべきでしょうか？　

そんなことも知らずに、やれ「チンタッチであれば、硬くなれば効果アリとソッコーで手応えを感じられるのに」とか「おぼっちゃまくんの『ともだちんこ』が再流行しないかな」などと言っている日本人のなんと多いことか。

しかしミカコちゃんは知っています。ボディタッチの効果を確認する方法とは……！？　

「効いているならボディタッチにはボディタッチのお返しがあるはず」です。

ボディタッチのお返しとは？

余談ですが、ボディタッチと聞いてミカコちゃんが真っ先に思い浮かべるのはミュージカル『レ・ミゼラブル』の1シーンです。エポニーヌという登場人物が、片想い男性・マリウスの髪の毛を触って「♪その髪、好きだわ♪」と好意アピールするのですが、堅物キャラのマリウスは「♪なんだよー、ふざけてー♪」と……つまりエポニーヌからの好意に全く気付いていないのです。

このシーンと同様に、ボディタッチしても「おふざけ」と捉えられたり、「ふざけて茶化さないでよプンプン」となるようであれば、悲しいかなお相手は、マリウス同様に冗談としか捉えていない……ってことになります。では、ボディタッチに効果が発揮されている場合は、世の男性たちはどんな反応になるのでしょうか？　

……キャバクラの男性客と一緒ですよ。キャバクラの男性客が、「太腿に手を置かれた、ヒャッハー！」「通っちゃうぜ、ボトルも入れちゃうぜ！」が、ボディタッチへのお返しであるならば！　一般男女の間にも、同じ現象が起きるはずです。ただ、私たち一般女性には「指名」「ボトル」などのシステムがないので、別のカタチでのお返しになるのでしょう。それが「ボディタッチ返し」です。

「ボディタッチされたってことは」「俺に好意があるのかも？」「じゃあ俺から触れるのもアリだよな」って思考回路ですよ。なので次に会った時、頭ポンポンであったり、道でクルマが来た時サッと手を回してくれたり、別れ際に「握手しよう」など言ってきたら、それらはきっとボディタッチのお返しなのだと思います。

Text／菊池美佳子