無所属のデレ・アリ、セスク率いるコモで練習開始か…一定期間を経て契約締結の可否を判断?
無所属の状態が続く元イングランド代表MFデレ・アリが、セリエAのコモでトレーニングを開始するようだ。25日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在28歳のデレ・アリはMKドンズの下部組織出身で、2012-13シーズン途中にトップチームデビューを飾った。2015年に加入したトッテナムでは公式戦通算269試合で67ゴール58アシストをマークし、プレミアリーグ2位フィニッシュやチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に貢献。しかし、度重なる負傷や素行不良によって徐々に序列が低下し、2022年1月にはエヴァートンへの完全移籍を決断した。
エヴァートンでも十分な出場機会を確保できず、2022年夏にはトルコのベシクタシュへレンタル移籍。昨シーズン限りでエヴァートンとの契約が満了となり、以降も同クラブでトレーニングを積んでいたものの、無所属の状態が続いている。
そんなデレ・アリだが、現地時間26日よりセスク・ファブレガス監督が率いるコモでトレーニングを開始するようだ。しかし、これは同選手のコモ加入を確約するものではないとのこと。『スカイスポーツ』や移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、一定期間のトレーニング期間を経て、クラブ関係者が正式契約を締結するか否かを決定する見込みと伝えている。
なお、デレ・アリは自身の公式インスタグラムにて、契約満了後もトレーニングを積んでいたエヴァートンに感謝を示しつつ、「今週大きく報道されたように、2025年は僕を刺激的な機会のある新たな道へと導くかもしれない」と新天地での再出発を示唆している。