降格圏が迫るレスター、指揮官は前向きな姿勢を強調「自分たちがどの位置にいるのかは分かっている」
レスターを率いるルート・ファン・ニステルローイ監督が、現在のチーム状況について見解を語った。24日、イギリスメディア『BBC』が同監督のコメントを伝えている。
ここまで17試合を消化したリーグ戦で3勝5分9敗を記録し、勝ち点「14」の17位につけているレスター。今季よりプレミアリーグに復帰した同クラブは序盤から成績が低迷し、先月24日には今夏に招へいしたばかりのスティーヴ・クーパー監督を解任した。後任を託されたのは、当時マンチェスター・ユナイテッドのコーチを務めていたファン・ニステルローイ監督。エリック・テン・ハフ前監督退任後には“赤い悪魔”で暫定指揮官も経験した元オランダ代表FWに、レスター再建の命運が委ねられた。しかし、ファン・ニステルローイ監督就任直後のウェストハム戦こそ勝利したものの、以降は現在まで3戦未勝利。降格圏が2ポイント差に迫るなか、26日に首位リヴァプールとの一戦へと臨む。
会見に出席したファン・ニステルローイ監督は、「チームは良い感じだし、問題ない」とコメント。「自分たちがどの位置にいるのかは分かっている。この4試合の結果にはポジティブな要素もある。最後の2試合は負けたが、もっと大きな視点で前を見ている。このリーグでプレーする資格があることを示すために、最後まで戦う長いシーズンになることは分かっている」と前向きな姿勢を強調した。
また、リヴァプールと激突する次節については、「この試合で優勢なのは明らかだ」と述べつつ、「アルネがどのようにチームをプレーさせたいかは知っている。彼はすぐにそれを実行した。彼らはチャンピオンズリーグでも圧倒的な強さを持っている。この連勝は素晴らしい」と相手を称賛。続けて、「我々は非常にコンパクトでなければならないし、何に直面しているか知る準備が必要だ。プレーする準備も整えなければいけない。とても大変な試合になるだろうが、あらゆる面で成長する絶好のチャンスであり、それがゴールへの助けになる」と決意を語っている。