成長次第ではイクイノックスに近づいても…!? 将来性を含めて高評価を下したホープフルS出走馬とは
元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が23日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。28日(土)に中山競馬場で行われるホープフルステークス(2歳牡牝・GI・芝2000m)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。
田井氏は複数頭の名前を挙げたが、ピコチャンブラック(牡2、美浦・上原佑紀厩舎)に対して「美しく端正な馬体がスケール感の大きさを訴えかけてくる」と発言した。流麗なトップラインを特筆すべき点とし、「サラブレッドの重要な部分のひとつである背中はダメージが蓄積しやすく、レースや強度の高い調教を重ねると美しさが損なわれていく」と解説。楽な競馬もしておらず、調教が緩いわけでもないのに、ダメージが残っていないことから、「体幹がよっぽど強いのでしょう」と絶賛した。
まだまだ成長の余地を残すとしながらも、「同じキタサンブラック産駒のイクイノックスも若駒時代は同様でした」と指摘。「世界ランキング1位に輝いた名馬に似ているとまでは口がさけても言えませんが…」と前置きしたが、「成長次第ではその域まで近づけるのではないかと思えるほどに美しい、スケール感の大きな好馬体」と褒めちぎった。
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