インテル、セスク率いるコモを下し4連勝!…首位アタランタを暫定「3」ポイント差で追走
セリエA第17節が23日に行われ、インテルとコモが対戦した。
連覇を目指すインテルはここまで15試合を消化し、10勝4分1敗・勝ち点「34」の3位に位置。第5節のミラノ・ダービーに敗れて以降、リーグ戦では10試合負けなしと好調を維持しており、前節終了時点では1試合未消化ながら首位アタランタを「3」ポイント差、2位ナポリを「1」ポイント差で追走している。4連勝を目指す今節は、セスク・ファブレガス監督率いる16位コモをホームに迎える。
序盤は一進一退の攻防が続く。インテルは12分、相手のクリアボールを回収したところから攻撃に転じ、フェデリコ・ディマルコがアーリークロスを供給。ボックス手前に溢れたボールをヘンリク・ムヒタリアンがハーフボレーで狙ったが、シュートは枠の左へ外れる。一方のコモは守備時には強固なブロックを形成しつつ、サイド攻撃や相手DFラインの背後を突くカウンターで何度かゴール前に迫る。
30分過ぎにかけてインテルが圧力を強めていく。33分、アレッサンドロ・バストーニのロングフィードのこぼれ球に素早く反応したデンゼル・ダンフリースがボックス内右へ走り込むムヒタリアンへパス。そのままリターンを受けて右足を振り抜いたが、強烈なシュートは枠を捉えることができない。42分には中盤で細かくパスを繋ぎ、ボックス内左へ抜け出したカルロス・アウグストの折り返しからディマルコがシュートを放ったが、GKペペ・レイナに阻まれた。
スコアレスで迎えた後半立ち上がりの48分、セットプレーから試合の均衡が破れる。右CKを獲得したインテルはハカン・チャルハノールが右足アウトスイングの鋭いクロスを供給。これにC・アウグストが打点の高いヘディングで合わせ、インテルが先制に成功した。リードを許したコモは62分、右CKのこぼれ球を拾ったニコ・パスが至近距離からシュートを放ったが、ここはインテルのGKヤン・ゾマーが鋭い反応を見せた。
試合はインテルの1点リードのまま後半アディショナルタイムへ突入。迎えた90+2分、インテルが自陣でのボール奪取からカウンターを発動し、マルクス・テュラムのポストプレーを受けたピオトル・ジエリンスキがドリブルで敵陣バイタルエリアへ持ち運ぶ。そのまま右へ展開すると、パスを受けたテュラムがボックス右角付近から強烈なシュートをニアサイドに突き刺し、リードを2点に広げた。
試合はこのまま2-0で終了し、インテルが4連勝を達成。1試合消化の多い首位アタランタ、2位ナポリをしっかりと追走している。次節、インテルは28日にアウェイでカリアリと、コモは30日にホームでレッチェと対戦する。
【スコア】
インテル 2-0 コモ
【得点者】
1-0 48分 カルロス・アウグスト(インテル)
2-0 90+2分 マルクス・テュラム(インテル)