女性上司が作ったおにぎりに混入していた“まさかの物体”が気持ち悪すぎる…「何本か入っていた」――仰天ニュース傑作選

2024年、反響の大きかった記事からジャンル別にトップ10を発表。人生なにが起きるかわからない「まさかの出来事」部門、信じられないエピソードの数々から第2位はこちら!(集計期間は2024年1月~10月まで。初公開2024年2月2日 記事は取材時の状況) *  *  *

 2020年に厚労省が行ったハラスメント調査によれば、セクハラを受けたことがある人の割合は女性で12.8%で、男性は7.9%だった。

 製造メーカーに勤務をしている高坂英治さん(仮名・28歳)が、女性上司からのセクハラに苦しめられた経験を語ってくれた。

「人に支配されて、自分が自分じゃなくなるような思いでした。もう2度とごめんですね」

◆女性上司から突然の申し出が

 高坂さんが入社して、最初に配属されたのは製造部門。親会社から出向してきている40代前半の女性が部長を務めていた。

「入社直後からよく声を掛けられました。単純に部下として目をかけてもらっているんだろうと、うれしく思っていたんですが……」

 その頃の高坂さんには、頭の痛い問題があった。

「ギリギリの予算で1人暮らしをするための引っ越し費用や家具代を賄ったので、社会人1年目は本当に金欠で昼食が菓子パン1つなんてことは珍しくありませんでした。そんな自分を見かねたのか、部長から『お弁当作ってきてあげようか?』との申し出が。軽い気持ちで『お願いします』と答えたんですが、後々深く後悔するとは、この時は思いもせずで……」

◆「週3」で弁当を一緒に食べることに

 食堂で部長と向かいあってお弁当を食べることに。一度きりのことならまだしも、長く続くことになった。

「最初は週1程度だったのですが、徐々に増えていき、多い時は週3回はありました。部長と向かい合ってなので、正直、居心地も悪くて。しかも、回数を重ねるごとに、踏み込んだ質問もされるようになりました。彼女の有無とかプライベートのこともずいぶん聞かれました

 部長からのアプローチは昼休みだけではなかった。

「仕事中にボディタッチをされるようになりました。肩など腕まわりの筋肉を揉まれたり、お尻を撫でられることもありました。また、居酒屋に誘われて行ってみると、一緒にいると聞いていた先輩社員はいなくて、部長と1対1だったこともあります。公私の境目が曖昧になってきたので、線引きをすべく何度か連続で飲みの誘いを断ったところ、罵詈雑言を浴びせられました

◆手作りのおにぎりに入っていたのは…

 怒り方が凄まじかったため、「まずいかな」と思いつつも、これで自分への興味を失ってくれるのではないかと期待したそうだが……。

「翌日、仕事をしている自分のもとに部長がやってきて、猫撫で声で『昨日はごめんね〜』と謝られました。興味を失うどころか、その後ますます執着されるようになりました。同じ部署のメンバーは残業を命じられているのに、自分だけ残業なしとされたり、特別なことをした訳でもないのに部のMVPに選ばれたりもしました。露骨なエコ贔屓は辛かったですね。影で先輩たちから『あいつは部長の奴隷だ』などと言われていましたから……」

 今もトラウマになっている出来事も経験した。

「お昼に部長が作ったおにぎりを食べている時のことでした。違和感がしたので吐き出してみたら、毛が何本か入っていたんです。それ以来、おにぎりを食べようとすると思い出してえずいてしまうようになって……。また、お昼が近くなると腹痛に襲われるようにもなりました」

◆ついに家にまで顔を出すように…

 プライベートは死守していたものの、それも難しくなっていったという。

「仕事以外で部長と連絡を取らないようにしていました。ですが、ある休みの日に、何の連絡もなく部長がうちを尋ねてきたことがあったんです。インターホンを連打されて、出たらアウトだと思い、息を殺して居留守を決め込みました」

 ストレスからくる腹痛は一向に治らなかった。

「本当に辛かったので、男性の上司に相談しましたが、まともに取り合ってもらえませんでした。それで、親会社から出向している別の女性の上司に相談したところ、親会社にセクハラを報告してくれたんです。それからしばらくして部長は地方に左遷されました

 その後も部長から「ちゃんとご飯食べてる?」「心配してるから」とのメールが届くことに。それは携帯番号を変えるまで続いたという。

<TEXT/和泉太郎>

【和泉太郎】

込み入った話や怖い体験談を収集しているサラリーマンライター。趣味はドキュメンタリー番組を観ることと仏像フィギュア集め

2024/12/2 15:45

この記事のみんなのコメント

1

こちらも注目

新着記事

人気画像ランキング

※記事の無断転載を禁じます