アーセナルが暫定2位浮上!前半だけで5発のゴールラッシュ…1試合未消化の首位リヴァプールと勝点6差に
プレミアリーグ第13節が11月30日に行われ、ウェストハムとアーセナルが対戦した。
ホームのウェストハムは前節ニューカッスル戦で3試合ぶりの勝利を飾り、今季のプレミアリーグ成績を4勝3分5敗とした。対するアウェイのアーセナルも、前節はノッティンガム・フォレストに勝利。ミッドウィークのチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第5節もスポルティングに5得点を奪って快勝し、公式戦2連勝で今節に臨んだ。
前半立ち上がりは、アーセナルが圧倒する展開となった。まずは10分、コーナーキックをブカヨ・サカが蹴ると、ガブリエウ・マガリャンイスがニアでヘディングシュートし、公式戦2試合連続となるゴールを奪った。得意のセットプレーでアーセナルが幸先よく先制に成功する。
そして、27分には見事な崩しで追加点を奪取。右サイドのサカが内側に入ってパスすると、マルティン・ウーデゴーアが絶妙な浮き球のパスを供給する。これでサカがラインブレイクすると、ゴール前へラストパスを送り、フリーになったレアンドロ・トロサールがゴールへ押し込んだ。
さらに32分には、右サイドからサカがドリブルで中央へ仕掛け、ペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。34分、このPKをウーデゴーアが冷静に決めて3点差に広げる。そして、36分にはトロサールのパスがマックス・キルマンのクリアミスを誘発。カイ・ハヴァーツが完全に抜け出し、GKとの一対一を制してゴール左隅へ決めた。アーセナルが怒涛のゴールラッシュで一気に4点差へ広げる。
しかし、ホームで4失点を喫したウェストハムも、ここから反撃を開始する。まずは38分、カルロス・ソレールの絶妙なスルーパスで最終ラインを抜け出したアーロン・ワン・ビサカが2試合連続ゴールをマーク。さらに40分には、ペナルティエリア手前で獲得したフリーキックをエメルソン・パルミエリが直接決めて、2点差に縮めた。
追い上げられたアーセナルだが、前半終了間際にまたしても得意のコーナーキックで得点を奪う。ガブリエウがGKウカシュ・ファビアンスキと接触してPKを獲得。このPKをサカが冷静に決め、再びリードを3点差に広げた。前半はこのまま2-5で終了。両チーム合計7ゴールが飛び交う、目まぐるしい展開となった。
後半に入ると、ゴールラッシュとなった前半から一転して、互いに一歩も譲らず、得点が生まれない展開となった。後半アディショナルタイムには、ウェストハムのダニー・イングスがペナルティエリア内でGKを交わしてシュートしたが、難しい体勢で枠に飛ばすことはできず、試合はこのまま2-5で終了。アーセナルが暫定2位に浮上し、1試合未消化の首位リヴァプールと勝ち点6差に迫った。
【スコア】
ウェストハム 2-5 アーセナル
【得点者】
0-1 10分 ガブリエウ・マガリャンイス(アーセナル)
0-2 27分 レアンドロ・トロサール(アーセナル)
0-3 34分 マルティン・ウーデゴーア(アーセナル)
0-4 36分 カイ・ハヴァーツ(アーセナル)
1-4 38分 アーロン・ワン・ビサカ(ウェストハム)
2-4 40分 エメルソン・パルミエリ(ウェストハム)
2-5 45+5分 ブカヨ・サカ(アーセナル)