「ティッシュで乾拭きしないで!」 『眼鏡市場』からアドバイス
日々、多くの人が使っているメガネ。レンズに汚れが付くと、視界が遮られて気になるものですよね。
メガネをきれいにするには、どのような方法がおすすめなのでしょうか。
『眼鏡市場』を展開する、株式会社メガネトップに取材しました。
メガネをきれいにする5ステップ
『眼鏡市場』によると、メガネをきれいにするには以下のようにするとよいそうです。
1.水道水で汚れを洗い流す
まず、水道の水でメガネに付いた汚れを洗い流しましょう。日常生活でメガネには小さなゴミやほこりが付着します。
乾拭きするとメガネに傷が付く原因になるので、最初に細かな汚れを水で洗い流してください。
2.メガネクリーナーを吹きかける
次に、メガネクリーナーを吹きかけます。
メガネクリーナーは汚れを浮かせて取る働きをするので、レンズの表・裏やフレーム、フレームの溝など細かい部分にもしっかりと吹きかけましょう。
注意したいのは、鼻パッドの部分。皮脂やファンデーションが付くなどして汚れやすいので、忘れずに吹きかけてください。
※『眼鏡市場』が販売するメガネクリーナーは水分が付いていても大丈夫ですが、他社製品の場合は、使用上の注意点を確認してください。
3.クリーナーをメガネ全体に伸ばす
指の腹を使ってメガネ全体にクリーナーを伸ばします。親指と人差し指で挟むようにして、隅々までクリーナーが行きわたるようにしてください。
両方のレンズ、フレームでも同じように指でクリーナーを伸ばしましょう。
4.クリーナーを拭き取る
クリーナーを塗り広げたら、ティッシュペーパーでクリーナーを拭き取ります。
この時、ティッシュペーパーを軽く押し当てるようにしてください。擦るのではなく、クリーナーをティッシュペーパーに吸い込ませるようにします。
擦るとティッシュの繊維が残りやすくなるので、押し当てるように拭くのがおすすめ。
クリーナーに含まれる界面活性剤が汚れを包み込んでいるので、クリーナーごと汚れを吸い取るイメージです。
5.メガネ拭きでレンズとフレームを拭きあげる
ティッシュペーパーでクリーナーの泡を拭き取ったら、仕上げにメガネ拭きでレンズを拭きあげます。
注意したいのはメガネの持ち方。フレームを自分のほうに向けて、拭きたいレンズを手で押さえるのが正しい持ち方です。
鼻にかかる部分であるブリッジを持つと負荷が掛かるので、メガネが歪んだり、最悪そこで折れたりすることがあります。
正しく持つことで、フレームに掛かる負荷が小さくなり、歪みやメガネの型崩れを防止できるのです。
※『眼鏡市場』のメガネクリーナーは二度洗い不要ですが、他社製品の場合は使用上の注意点をご確認ください。
メガネをきれいにする時の注意点!
1~5をおこなうと「メガネは新品のようにきれいになる」とのことですが、『眼鏡市場』からは、以下の点に注意してほしいとアドバイスがありました。
・お湯を使うのはNG
水道水ではなく、お湯で洗うのはNGです。メガネのレンズは熱に弱いため、洗う時には必ず冷水を使いましょう。
・ティッシュペーパーで乾拭きはNG
レンズを拭くのに、ティッシュペーパーで乾拭きするのもNG。ティッシュペーパーの繊維で、レンズ表面が傷付く可能性があるからです。
上記のとおり、ティッシュペーパーは水分・クリーナーを吸い取るようにして使いましょう。汚れを取った後、メガネ拭きを使って仕上げるのがおすすめです。
・メガネ拭きで拭くだけにしない
メガネに汚れが付いたら、メガネ拭きで拭いて終わりにするのも、あまりよくありません。汚れをレンズ表面に薄く延ばしているだけになりかねないからです。上記のステップを行い、仕上げにメガネ拭きを使いましょう。
最後に『眼鏡市場』から、以下のアドバイスがありました。
今回ご紹介したことをおこなっていただければ、メガネをきれいな状態に保つことができます。
しかし、メガネには、メガネフレームの前の部分と横の部分をネジで止めるパーツである丁番や、鼻パッドなど細かな部分があります。
細かいところのメンテナンスについては、メガネ店に行って頼むといいでしょう。
有償・無償はメガネ店によって違いますので、事前に確認が必要ですが、メガネ店でパーツの交換や分解洗浄などをおこなうと、新品にようにきれいになります。
半年に一度ぐらいは、メガネ店でメンテナンスを受けてみることをおすすめします。
メガネがきれいだと視界も良好で、快適に過ごせるものです。本記事で紹介した方法を実践してみてくださいね。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]
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