新幹線利用者必見!東京都内で安いホテルが見つかる“境界駅”とは?
高騰を続ける日本のホテル宿泊料。東京ホテル会によると、都内の加盟ホテルの1日あたりの客室平均単価は1万8965円。ビジネスホテルでも1泊1万円以下のところはほとんどなく、カプセルホテルや24時間サウナ、ネットカフェに人が殺到。また、宿泊料が安い郊外の宿を求める者も少なくない。
だが、郊外すぎると都心から交通費もかかってしまい、トータルではそれほど安くならない。都心から比較的近く、かつホテル代が安い場所を探すのであれば、23区内ギリギリのエリアが狙い目になるという。
「新幹線で来た場合、降りるのは東京か品川、上野のいずれかですが、乗車券には『東京都区内』と書かれています。これは最終下車駅が23区内の駅なら運賃は同じであることを意味します。もちろん、このエリア内なら別途運賃を払っても安いため、先に観光や仕事で別の駅で下車する場合も安心です」(旅行誌編集者)
東京都区内の境界線の駅は、小岩駅(総武線)、金町駅(常磐線)、赤羽駅(宇都宮線など)、蒲田駅(京浜東北線)、西大井駅(横須賀線など)、葛西臨海公園駅(京葉線)、西荻窪駅(中央線)、浮間舟渡駅(埼京線)。確かに、これらの“境界駅”の周辺は穴場と言えそうだ。
「なかでも総武線の小岩―錦糸町の区間、京浜東北線の蒲田周辺は、ビジネスホテルの数が比較的多いのでオススメです」(同)
ちなみに東京以外にも札幌、仙台、横浜、京都、大阪、神戸、広島、北九州、福岡の場合も「◯◯市内」と記載されていれば、市内のJR駅はどこで下車しても同一料金。中心部から離れることで同じ市内でも安いホテルが見つかりやすいとか。
「東京以外は中心部から数駅離れただけで安いホテルが見つかることも多いです。目的地とホテルの最寄り駅が離れている場合、現地での移動費がどれだけかかるかを考え、合算した金額で中心部のホテルとどちらがお得か比較検討したほうがいいと思います」(同)
安いホテルを予約できたが「郊外すぎて結果的に高くついてしまった」なんてことがないようにしたいものだ。