重苦しいタイツは卒業!厚いのに透けて見えるフェイクタイツを4ブランド履き比べてみた
実際は透けていないのに、素肌が透けているように見えるタイツのことを「フェイクタイツ」と言います。同じ80デニールでも、普通のタイツは重く見えるのに対して、フェイクタイツは抜け感があります。
フェイクタイツは黒などとベージュの糸を重ねて編んでいて、透けて見えているのは、実は素肌ではなくてベージュの糸なんです。
2年前から、テーマパークなど「防寒とおしゃれ」を両立させたい場面で履いている人を見かけるようになりました。重くなりがちな冬コーデに抜け感を添えるフェイクタイツは、実は大人にもおすすめ。今回は4ブランドのフェイクタイツを履き比べてご紹介します。
◆アツギ:やわらかな履き心地
アツギのフェイクタイツは裏返してもほぼ黒。生地を伸ばすと間からベージュが見えます。
ウエストのゴムはしっかり伸縮性があり、ストレスフリーなやわらかい履き心地です。光発熱加工、吸汗加工、静電気防止加工など、機能面も充実。カラーは2色展開。ヘルシーな印象のディープベージュと、明るい素肌感が好きな方やブルベ肌の方にはペールベージュもあります。
40デニールから250デニールまで好みの厚みが選べます。この他に、80デニールの着圧タイプも。
◆チュチュアンナ:カラーが豊富
チュチュアンナのフェイクタイツは外側は黒、内側はベージュの二重構造になっています。
シアー感がすごくきれいです。クールな印象の黒×ブルーベージュのほか、黒×イエローベージュもあります。
シリーズ累計74万枚を突破したそう!裏起毛の着圧タイプや、「エンジ」「こげ茶」「グレー」「ミディアムグレー」などカラーのフェイクタイツもあります。
◆福助:お値段が魅力
福助のフェイクタイツも外側は黒、内側がベージュの二重構造になっています。
福助のフェイクタイツは80デニールで869円、200デニールの裏起毛タイプでも1419円というお値段が魅力。洗い替え用にまとめ買いしたいときに嬉しいですよね。しまむらで購入できます。
M~Lサイズ、L~LLサイズの他に、ゆったりとしたJJM~Lサイズもあります。ウエストゴムの締め付け感が苦手な方はJJM~Lサイズがおすすめです。
◆ベルミス:着圧が強くて細見えする
ベルミスのフェイクタイツは内側がベージュの裏起毛タイプのみ。特徴は着圧の強さです。
着圧でキュッと上がって、ふんわり丸いお尻になるのも嬉しいポイント。心地良い着圧がクセになる人も多いと思います。生地が厚いのですが、パッと見では裏起毛のタイツだとわからないはず!着圧のパワーと膝の骨に影が入ることで細く見えると感じました。
今やフェイクタイツはブルべ用イエベ用の2種類作っているところも多いですが、はじめに2種類作ったのはベルミスだったと思います。足首までだった裏起毛は今年はつま先までになり、さらにつま先が破れにくいようアップデートされたそうです。
自分に合ったフェイクタイツで、暖かいのに軽やかな冬コーデを楽しんでくださいね!
<文・写真/大日方理子>
【大日方理子】
(おびなた・りこ)スタイリスト。1979年生まれ、お茶の水女子大学卒。『Ray』などの女性誌やテレビでスタイリストを務める。きれいめからカジュアルまで、今の気分を取り入れたスタイリングが得意。骨格診断アドバイザー。猫背改善で身長149cm→151cmに。中学生の女の子がいる1児の母でもある。公式HP