まな板の雑菌繁殖はあっという間! 漂白手順に「定期的にやります」
まな板には、さまざまな汚れや菌が付着します。清潔な状態をキープするためには、塩素系漂白剤を使った定期的なお手入れが必須です。
隅々までしっかりと除菌・漂白するためには、コツがあります。
日本食品洗浄剤衛生協会(以下、食洗協)の公式サイトから、効果的な除菌方法を解説。ぜひ参考にしてみてください。
塩素系漂白剤を使ったまな板の除菌方法は?
※写真はイメージ
食洗協の公式サイトでは、塩素系漂白剤を使った除菌のやり方について、以下のように伝えています。
まず、まな板を中性洗剤で洗浄し、よくすすぎます。ついで、洗い桶(またはシンク)に塩素系漂白剤に表示してある使用法に従って漂白剤希釈液(次亜塩素酸ナトリウムの100~200㎎/ℓ)を作り、中性洗剤で洗浄し、よくすすいだまな板を完全に浸します。
食洗協 ーより引用
まな板の除菌をする前には、中性洗剤を使って汚れを取り除いておきましょう。塩素系漂白剤の希釈液に浸けるのは、洗剤や汚れをきれいに取り除いた後です。当然、液に浸かっていない部分は除菌されないので、全体を浸けられるよう工夫してください。
なお、ステンレスシンクでの塩素系漂白剤のつけ置きを非推奨としているキッチンメーカーは少なくありません。表示を確認の上、洗い桶で行うか、シンクにゴミ袋でカバーをしたうえで行うなど、工夫が必要でしょう。
「まな板のサイズ的にどうしても難しい…」という場合は、ふきんを使うのがおすすめ。
包んだふきんの上から希釈液をかけるようにすると、より効果が期待できるでしょう。普段キッチンで使っているふきんと、セットでお手入れするのもおすすめですよ。
まな板を除菌する頻度や注意点
食材に直接触れ、包丁により細かな傷が入りやすいまな板は、油断するとあっという間に雑菌が繁殖してしまいます。中性洗剤を使った普段のお手入れにプラスして、定期的な除菌が必要です。
頑固な着色汚れや臭いトラブル、食中毒を防ぐためには、週に1回程度の頻度で塩素系漂白剤を使用するとよいでしょう。特に汚れが気になる時や使用頻度が高い時は、2~3日に1回を目安に除菌するのもおすすめです。
見た目もおしゃれで機能的な木製のまな板には、塩素系漂白剤は使用できません。漂白剤成分が中まで染み込んでしまい、黒ずみ汚れの原因になる恐れがあります。
木製まな板の除菌は、熱湯を使って行うのがおすすめです。どうしても落ちない頑固な汚れは、表面を削ることできれいにできるのも木製まな板ならではのメリットだといえるでしょう。
まな板の除菌は、家族の健康を守るためにも重要なこと。食洗協が公式サイトで紹介している情報も参考にして、ぜひ正しい方法で実践してみてください。
[文・構成/grape編集部]
出典 食洗協